BLOG - フイナム編集部

【アメリカ旅行記 第八回】エルダーアイランドというバンド。

 お久しぶりです、特派員の内藤です。更新がしばらく滞ってしまいすみません。今日から気合を入れて更新ペースも上げていきます。(本当はパリコレ期間中のブログがはじまる前に完結予定だったのですが、村松さんごめんなさい、、!)


 ポートランドでのレクリエーションのひとつに音楽がある。中でもインディロック界隈のアーティストにとってポートランドは拠点的な位置付けにもなっていて、毎週のようにどこかしらのボールルーム(日本でいうライブハウス)で、ローカルのバンドはもちろん、世界中のアーティストのライブが楽しめる。つい先日もイギリスの「REX ORANGE COUNTY(レックス オレンジ カウンティ)」やフランスの「LA FEMME(ラ ファム)」など、いまのインディーズシーンを賑わせているアーティストがライブを行っていた。

 今回の滞在では、かねてより気になっていた「ELDER ISLAND(エルダーアイランド)」というバンドの公演に行こうと思っていた。「エルダーアイランド」はイギリスのブリストルを拠点に活動するエレクトロポップ系のインディーズバンドで、過去に「D.A.N.(ダン)」が「KAPE FEAR」という楽曲のリミックスを担当したことで存在を知っていた。

 そんなエルダーアイランドのライブに今回縁あって、密着&ポートレート撮影をさせてもらうことに。ブログへの掲載も快諾してもらえたので、簡単に紹介させてください。

笑顔がチャーミングなボーカルのケイティ。日本語で挨拶してくれて嬉しかった。

いぶし銀なギター担当のデイビット。タバコを吸う姿がカッコよかった。

ベース担当、お茶目でおしゃれなルーク。彼も昔写真を勉強していたらしく、カメラトークで盛り上がった。

 ポートレート撮影後、ライブまで2,3時間あったのでディナーに誘ってくれた。日本のことや今回の旅のことなど、いろいろと聞いてくれて嬉しかった。3人とも日本の音楽やカルチャーに興味津々でいつかツアーで行ってみたいとのこと。

頼んだ料理がどれもデカすぎて、ボックスで持ち帰り。ハートマークを書いてもらって喜ぶルークが可愛い(笑)。

 本番1時間前にもなると、お客さんもぞろぞろと入ってきて、あっという間に会場はいっぱいに。ちなみにオープニングアクトは、カナダのソロアーティスト「JORDANN(ジョーダン)」が担当。トラックはもちろん、マーチャンダイスもイケてたので、気になる方はぜひ。自分もTシャツを購入した。

スタッフパスも発行してくれて、ステージ前の一番いい場所で見ることができた。こんな見ず知らずの日本人をスタッフの一員に迎えてくれて、本当に感謝。

 「エルダーアイランド」の出番がはじまるころには、会場は超満員に。日本での知名度はまだまだだが、さすがポートランドのひとは耳がはやい。彼女たちの代表曲「Purely Educational」がかかると、一気に観客にグルーブが生まれて、会場の盛り上がりはマックスに。アメリカのボールルームは、クラブ的なノリでお酒もダンスもOKなので、みんな思い思いに踊り狂っていて最高だった。

 ケイティのダウナーで心地よいサウンドと、ルークとデイビッドのギターとベース、そしてメンズふたりがループマシンを駆使して、ノンストップで楽曲を繋げていく様は圧巻。音源ももちろん良いけど、ライブで見ることに価値のあるバンドだと思った。

サプライズでサイン入りのヴァイナルをプレゼントしてくれた。一生大切にしたい。

 ライブ後は楽屋に呼んでくれて、別れの挨拶とハグ。間違いなくこの旅いちばんの思い出になった。あらためて彼女たちの温かな人柄と最高のパフォーマンスに心から感謝! ぜひいつか日本にも遊びに来て欲しい。

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