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BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

祭りには参加したいものである(UTMF 2022)

UTMFに参加するため、山中湖に来ている。

ランナーではなく、エイド運営。今年もUTMF8番目のエイド「二十曲峠」をMOUNTAIN MARTIAL ARTS + Trippersさんで担当します。

毎回、UTMF前に書いているような気がするけど、ぼくがトレイルランニングを始めたのが2010年。そして、UTMF幻の初回が2011年で、初開催が2012年だった。「鏑木さんがUTMBの姉妹レースを開催するらしいよ」なんて噂話をしていたころからワクワクしていたし、日本で開催される富士山を一周する100マイルレースという壮大なスケールに痺れた。

2012年から2014年までは選手として参加したのだが(残念ながら100マイル完走ならず)、2015年にSTYに落選して、「日本一のトレイルラン祭りがあるのに、家でじっとしているわけにはいかない!」と、本部のお手伝いをさせていただく機会を得た。祭りは、その場にいたいものだ。

それはとても貴重な体験で、運営を内側から見ることで大変さを感じると共に、関われることに喜びを感じた。

ぼくは「ボランティア」という言葉が好きではない。二十曲峠エイドでは「エイドスタッフ」と呼んでいる。

ボランティア:自分から進んで社会活動などに無償で参加する人。

たしかに金銭は発生しないが、得られるモノは多い。というか、スタッフでしか得られない時間と経験がある。

力強いトップランナーの走り。
トップランナーがエイド内で駆け引きしている緊張感。
エイドを見て、安心した表情になるランナー。
長い時間座ったまま動けないランナーが、意を決して立ち上がり山に向かう姿。
自然という脅威の前にレースが止まり、消化しきれない表情のランナーたち。
心底疲れ切って、スイーパーとエイドに到着するランナー。

スタッフとして参加する度に、時には共感し、時にはミーハーに喜び、多くの人のドラマに立ち会う。誰かのためでもあり、自分のためでもある。

ぼくがUTMFに出ることはもうないと思う。でも、祭りにはいろいろな形で参加することができるし、様々な楽しみ方や喜びがある。

今年はどんなドラマを最前席で見ることができるだろう。なにより、こんな大きな祭りに関われるのは最高でしょう。

みなさま、現地でお会いしましょう。

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