先日、よく乗っているはずのバスを間違え、気付いたらここにいた。
“Federal Ministry of Finance” ベルリンに本部を置くドイツの連邦財務省。
すぐ向かいにはファッションウィーク中にランウェイショーが行われるメイン会場がある。
週末に終えたばかりのゲイ・パレード”CSD”のレインボーフラッグが門の前を占領していて、この街のこうゆうところが本当に好きだと思った。
今日のブログでは、最近手掛けたPRや音楽関連の記事をまとめて紹介したいと思います。
まずは、少し前になりますが、ハウスミュージック界の重鎮的存在であるHenrik SchwarzにQetic独占にて
インタビューを行いました。ヘンリクは10年以上に渡り、音楽家たちとのコラボレーションプロジェクトを手掛けて
おり、最新作『CCMYK』を5月にリリースしたばかり。今作は、アムステルダムの弦楽四重奏Alma Quartetとの
共作になります。
私事ですが、幼少期から母親にピアノを習っていた影響でクラシックも好きなのです。今作はエレクトロニックミュージックとクラシックミュージックとが最高沸点で混じり合ったと言えるような素晴らしいアルバムになっています。
【インタビュー】ヘンリク・シュワルツ、弦楽四重奏とともに創り上げたアルバム『CCMYK』
PRの実績は前ブログからご覧頂けます。
http://miyazawa-kana.blog.houyhnhnm.jp/
続いて、同じくQeticにて、ウクライナ・キエフのトップクラブCloserのPRマネージャーであり、2つのフェスに
PRエージェンシーまで手掛ける敏腕女子、Alisaにインタビューを行いました。Closerは東欧アンダーグラウンドの
最前線を知れる今行くべき世界のクラブの一つです。是非ご覧下さい。
世界の片隅で活躍する女性クリエイターたち【ウクライナ・キエフ/PR編】
最後は、今おすすめの音楽を紹介したいと思います。今回紹介するのは、ベルリン在住のサウンドアーティスト、
オカモトサトシによるソロプロジェクト”sub-tle.(サヴトレ)”です。少し前にもVOGUEの音楽連載でも楽曲を
紹介させてもらっていますが、2ndアルバム『leam』を是非とも聴いて欲しいです。
リリース自体は2013年と少し前になりますが、世界有数のミュージアムのプロモーションとして幾つかの楽曲が使われるそうなので、耳にする人もいるかもしれません。彼の作る楽曲で空間演出とか映像とかやりたいなと個人的にも勝手に思っています。
sub-tle.「ram of lv’」
sub-tle.「realease」
”聴く人のそれぞれの生き方と共に、そこに存在していて欲しい。意味や名前は、それぞれの心がつけてくれればいい。”
と、ステキなコメントを本人からももらっていますが、アルバム全部を通して聴くと、いろんな情景が浮かび、自分の
ストーリーが出来上がっていくのです。緻密で複雑な電子音は未知なる世界を作り出し、反して生楽器の美しさはとてもリアルで、そばにある優しさや繊細さを感じることができ、それらが重なり合って出来た傑作集だと思います。
sub-tle. _ サヴトレ
ドイツ発のクラウト・ロックの代名詞であるクラフトワーク、ノイ(NEU!)、ラ・デュッセルドルフで知られるクラウス・ディンガーの右腕の一人として2001年より欧州を中心に活動。その楽曲や活動はドイツのみならず、ベルギー・スペイン・フランス・イギリス・イタリア等、欧州各国メディアにて採り上げられている。欧州では舞台・映画音楽、各国アーティストへの楽曲提供、日本では Polaris 大谷友介や Every Little Thing 持田香織の作品も手掛ける等、多彩な活動で知られる。(2013年のドイツ総選挙に伴い、ドイツ与党・CDUのドキュメントにも楽曲を提供。)
2008年、ベルリンのレーベル、onpa))))よりsub-tle.名義にて『pre_mary』を全世界リリース。アルバム収録曲は東京、名古屋、札幌のカレッジチャートにおいて、チャート1位を獲得。
2013年3月、英GROENLANDよりKlaus Dinger + Japandorf名義にてアルバム『Japandorf』を全世界リリース。同年9月、マウスオンマーズのAndi Tomaをプロデューサーに迎え、二階堂和美やkyoka(raster-noton)等が楽曲に参加したセカンドアルバム『leam』を全世界リリース。