先日のブランドリストが思いのほか好反響だった。
というわけで今回は「コアな層が支持するブランド」というくくりでまた編集Tくんの寸評とともに紹介したい。
こうなると自分はほとんど知らないブランドばかり。勉強になる、というか勉強しないといけないなと思うわけです。
そらそうだ。我々のまわりのデザイナーやそのプロデューサーはアラフィフ、あるいはアラカンばかり。こうした若い人たちのブランドがどんどん出てきてこそこのフィールドは活性化する。
ところでこういうブランドを集めている大手のセレクトショップってないよね。セレクトショップに行ってもあまり面白くないのはそういうところなのかもしれないね。
T.T(ティー・ティー) |
古着の蒐集家によるアメカジブランド。服だけでなく、京都・祇園にオープンしたブティックのこだわりもすごい。
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NICENESS(ナイスネス) |
古着を元にしてるが、そのアップデート具合と方向性がピカイチ。公式サイトで「Whole Earth Catalog」創刊に関わったLloyd Kahnのインタビュー記事を掲載したり、服づくり以外の動きも面白い。
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CLASS(クラス) |
”恒久的なアイテムをアバンギャルドに、アバンギャルドなアイテムをリアルクロージングに”をコンセプトに掲げる日本のブランド。
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ents.(エンツ) |
ブランド名は、easy not to sellの頭文字から。一見普通のカジュアルウェアを展開しているが、アルパカ、カシミアなどの高級素材を贅沢に使用している。
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ISSUETHINGS(イシューシングス) |
職人の手作業によってダメージやクラッシュなどのissue(問題)を加えた、ミリタリーベースのアイテムを展開。
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HERILL(ヘリル) |
希少な天然素材を用い、日本国内で丁寧に仕立てる。過去の伝統と現代的感性を融合させた、上質で普遍的なユニセックスウェアを展開。
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NEAT(ニート) |
西野大士さんが手掛けるパンツ専業ブランド。クラシックなトラウザーズをベースに、美しいシルエットと日本製ならではの上質な生地使いで現代的に再構築。
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LES SIX(レシス) |
元「ランドロード」の川西遼平さんをはじめとした日本人創作家集団により、2017年に創業。メンバーは仕立て職人、彫金師、ジュエリー職人、革職人、グラフィックデザイナー、クリエイティブディレクターなど。
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vowels(バウルズ) |
ブランド設立直後にパリコレにデビューし話題に。某ストリートブランドなどに携わった日本人が手掛ける。アメリカと日本の二拠点。
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Unlikely(アンライクリー) |
元BEAMS中田慎介さんのブランド。アメカジを独自に編集し、さまざまな年代のディテールをミックスしたありそうにない服をつくる。
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KHOKI(コッキ) |
2019年に6人からなるデザインチームによって設立。デザイナーは非公開。「人の手が見えるモノづくり」をコンセプトに、土臭さやクラフトマンシップを感じるクリエイションを展開。
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ANSNAM(アンスナム) |
高い技術を持つ職人によるハンドメイドのアイテムを制作。カジュアルウェアのオーダーメイドも受け付けている。
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YOKO SAKAMOTO(ヨーコ サカモト) |
デザイナー自身が日常着として常に身に付けたくなるプロダクトを提案するユニセックスブランド。
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MASU(エムエーエスユー) |
「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024」でグランプリ獲得。熱狂的な若者のファンが多く、そうした顧客向けのイベントも開催している。
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CFCL(シーエフシーエル) |
イッセイ ミヤケから独立したデザイナーが立ち上げたブランド。3Dニッティングなどの先進的な技術を使い、現代的なライフスタイルにフィットした衣服を提供する。
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Vuja Dé(ヴジャデ) |
デニムやワークウェアスタイルのアイテムが人気。ガーメントダイやダメージ加工など、独特の風合いを持つアイテムが数多く展開されている。
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Marvine Pontiak Shirt Makers (マービンポンティアックシャツメーカーズ) |
日本のシャツ専業ブランド。メイドインジャパン、肌当たりのいいコットン100%の生地にこだわり、上質かつカジュアルなシャツを作る。
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GOLDWIN 0(ゴールドウイン ゼロ) |
ゴールドウインによる実験的なプラットフォームという位置付け。スキースーツなどのスポーツウェアの知見をもとに、先進的なウェアを開発。
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