BLOG - 鳥羽伸博(TORIBA COFFEE 代表)

TORIBA COFFEE京都 1周年イベントのお誘い(出演DJご紹介)

またまた、しばらくのご無沙汰でございます。

トリバコーヒー京都の鳥羽です。

1月に入り、めっきり寒くなった京都ですが、

今日も元気に営業しております。

 

さて、半年ほど前にオープニングイベントを行なったトリバコーヒー京都ですが、

1周年イベントを行います。以下、紹介文です。長いですが、お読みいただけたら…。

 

2023年6月に大盛況で終わった、「TORIBA COFFEE KYOTOオープニングパーティー」。

そこから半年と余り、ついに1周年のパーティーが前回と同じCLUB METROで行われる。

計算が合わないように思われるが、実際のTORIBA COFFEE KYOTOのオープンは2023年2月23日。そこから半年を経て、BAR ESPRESSOがオープン。コンプリートとして、満を持して6月に、オープニングパーティーとなった経緯がある。

当時「左京区のサグラダファミリア」とまで呼ばれるほど完成を危ぶまれていたトリバコーヒー京都の店主鳥羽は、こう嘯く。

「あの時はあの時。どうせ明日死ぬかもしれないし、どうでもいいでしょう。」

そもそも、鳥羽は、オープニングレセプションが大嫌い。

「店の内装が完成しただけで、何も始まってないのに、大量のお客様に来てもらって惨めなサービスを見てもらうことに何の意味があるのか。それなら、本当のお客様に楽しんでもらえるイベントをたくさん企画した方が楽しいのでは?」

その背後には、オープニングレセプションできちんとした対応ができず、ブログやS N Sでボロカス書かれた経験からのトラウマが感じられる。

閑話休題。

DJ HEYTAと言われ驚く京都人がどれくらい位いるかわからない。そもそも、東京でさえ、今や彼の名前を知るものは少ないのかもしれない。

彼の話をするためには、80年代の東京のクラブシーンを説明する必要がある。

以下、日本のストリートカルチャーを語る上で、重要な名著、川勝正幸著「丘の上のパンク -時代をエディットする男、藤原ヒロシ半生記」からの抜粋だが、これがHEYTAを説明する上でわかりやすいものになるだろう。

HF(藤原ヒロシ): メジャー・フォースに参加して、初めて給料というものをもらったんですよ(笑)。確か10万円かそこらだったと思いますけど。

でも、自分の興味がヒップホップからハウスへ移って、メジャー・フォースの仕事もあまりしてないのにお金をもらっているのがだんだん苦痛になって、気持ち的にフェイド・アウトしていく感じになりました。ハウスはニューヨークの(パラダイス・ガラージ)のときはピンと来なくて、札幌へDJで営業に行ったときにHEYTAやNORIのプレイを聴いて興味が湧いてきたんです。

当時、ヒップホップ全盛だった東京のクラブシーンに、札幌からハウスの影響を与えた男。

カルチャーの最先端に立ち続ける男、藤原ヒロシをハウスDJに変えた男。

当時の東京のクラブシーンを知っている人は、青山にあった「MIX」をご存知かと思う。

そのMIXで、あえて一番客数の少ない水曜日にパーティーを始め、ライターの火もつかないくらいの酸欠状態にするまで人を入れた伝説を持つ男。

そんな伝説を作ったDJ HEYTAは、その絶頂期に、突如として、シーンから消える。

そこから25年を超える時間を経て、彼のDJとしての姿を届けたのは、コロナ禍のGinza Music Barの配信だった。緊急事態宣言で営業ができないGinza Msuic Barは、毎日音楽をお客様に伝えることを選び、毎日ゲストセレクターを迎え、配信を続けた。

そして、2020年5月5日、今まで頑なにレコードをかけることを拒否してきたDJ HEYTAに、DJブースに立ってもらうことになる。

DJ HEYTA at Ginza Music Bar 2020/05/05

その時の景色は、全く色褪せてはおらず、視聴者数の記録も更新、当時の興奮と感動を届けることに成功したと言える。

そして、2024年2月25日。京都メトロ、日本最古のクラブで、そのDJ HEYTAの本当のプレイが復活する。

そしてDJ HEYTAのラブコールを受け、日本のクラブシーンを牽引し続けるDJ EMMAも登場。

京都のDJの中で、最もハウスの美しさ、楽しさを知っているであろうDJ、Tomoyuki Tanakaも応援に駆けつけてくれる。

ファッション業界で、最もハウスを届けることに適した人間は彼以外にいないであろう、Daisuke Gもこの夜を盛り上げてくれるはずだ。

最後に、Luiについて説明をしなくてはいけない。

2020年5月5日の子供の日に配信された、DJ HEYTAのGinza Music Barでのプレイ。その際に鳥羽が前座としてリクエストを出したのが、当時19歳のHEYTAの息子Luiだった。そして、彼にとってこの日は、DJデビューとなった。父の血を引いたとしか思えない、エモーショナルな、素晴らしいプレイだった。そこから4年近くが経とうとしている。Luiは仲のいい同世代の仲間とパーティーを始め、その評判は京都にも届いている。当然のことながら、出演を依頼した。今回は、一人のDJとして、父と同じステージに立つ。

 

ブエナビスタソシアルクラブのライクーダーのように、伝説をリアルと近づけることに、鳥羽はエクスタシーを感じる。クリエーターではない鳥羽は、何かと何かを繋ぎ合わせることの化学反応を起こすきっかけを作ることしかできないが、きっとこの夜は素敵な夜になると信じている。

 

 

チケットの購入は、以下のサイトか、トリバコーヒー京都の店頭で。

ぜひお待ちしております!

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