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久々の投稿になります。コロナウィルスの流行で世の中は大変なことになってしまってもう以前のような暮らしは完全には戻らないんじゃないかと思う今日この頃です。でも、コロナと共に生きてゆく術を身につけるしかなくてたとえワクチンができてもここまで深く心理的に埋め込まれたウィルスへの恐怖はそう簡単には消えてなくなりはしない。僕らの生活をことごとく変えてしまったウィルスだが消費行動も随分変わってしまったしこれからもどんどん変わるだろう。接触を最低限にして買い物するための様々なアイデアが考えられていると思うし今後はそういった新しい施策がどんどん登場するはずだ。そんな今、新しいアートを買う施策としてネットでのサービスが注目されている。実は僕の関わるアートサロンSCENEが現代アートのECサイトを昨年から開発していて5月1日にプレオープンした。フイナムのニュースでも取り上げていただいたがなんとこのコロナのタイミングでのロンチとなった。昨年に開発し始めた頃にはもちろんコロナの流行など予想もしていなかったが世界的な流れとしてアートをネットで買うという動きがあったので開発を始めていたのだ。海外はもちろん、日本でも美術手帖がOILというアートのEコマースを始めたりAND ARTというアートの権利を所有できるサイトもアートの販売も始めた。そういった中で去年から沢山のギャラリーに交渉してこのDear ARTもロンチに至ったのだ。ギャラリーと交渉する中でネットでアートを売るというのは簡単ではないと思い知らされることも正直言って多かった。現代アートはコンセプチュアルな作品も多くて実際に見るという体験をしないとわからない作品も多く全てがネットで販売できるわけではない。しかし、現代アートを広めるためにネットでも販売できうる作品を中心にギャラリーの協力を得ることができた。ギャラリーに行くのは敷居が高い、作品を見ていると買わなきゃいけないプレッシャーを感じるなどと言った声もある中でネットという自分だけのスペースで好きなだけ見て感じて買いたかったら買うというネットならではのストレスフリーな環境で現代アートを見てもらうのがサイトの目的だ。そんなわけで今後もさらに沢山の作品を展示するために今も新たなギャラリーにアプローチをしている。コロナの流行で数多くの産業が打撃を受けている中でアート業界も大変な打撃を受けている。ギャラリーも作家も作品の展示販売の場を奪われて苦しんでいるのだ。こんな時だからこそ少しでもDear ARTが力になれれば幸いだと思っている。コロナはそう簡単に消えてなくならないと思うのでこれからは皆が助け合い知恵を絞って前向きにこの試練に立ち向かわなければならない。

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