BLOG - 竹内利充(Take Product ディレクター)

人気はあるが市場が追いつかず

キリム等を含めたトライバルラグに魅了され、個人的に収集してそれなりの年月が経ちましたが、数年前の当時と現在でもその市場が良くも悪くも大きく変わりました。
良い面としては某女優さん等の影響で、若い方や女性の関心を相当集めるようになってきたところ。
悪い面はその人気にあやかって多くのお店がトライバルラグを扱うようになってきたけれど、その供給側のトライバルラグの知識が追いついてなくて、中には産地や年代をいい加減に表記して販売する事例も多々。さらに困った事はそのお店側の人達も悪気があってやっているのではなくて、純粋に現地のブローカーから聞いたデタラメな情報をそのまま鵜呑みにしたまま売り文句にしているのでタチが悪い。

という状況に食傷気味になり、以前に比べてトライバルラグから一歩引いている竹内です。

そんな前置きをしておきながらの流れでこの投稿もどうかと思いますが、最近GETしたのがこちら。

トライバルラグ (トルクメン ベシール)

コレクターとしてはいつかは手に入れてみたいと思っていたベシール絨毯。
ヘラティ文様、連花葉文様のべシールは現存数も少なく市場に出回る機会も少ないし、出回ったとしても、とてもじゃないけれど手が出ない値段になる事がほとんど。

まさに清水の舞台から飛び降りました!
・・・と言いたいところですが、これ実は恐らく長さが4mぐらいの物でしたが半分ぐらいにカットされていて、そのうえ補修箇所も多々という事で、手が届くどころか謙遜してしまうレベルで譲っていただきました。

それにしてもやはりベシールの文様と構成は素晴らしい。

いつもならば「こういうラグはガシガシ使いまくるのが一番!」と言ってますが、これはゴメン!
たまに引っ張り出して眺めてニヤニヤする立ち位置で許してくださいw

 

 

 

 

 

 

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