こけし 鳴子系 菅原くにみ作
以前、とある地方の有名な神社の参道にあるお土産屋さんにて、棚の隅でほこりをかぶっていたものをGET。
10センチ程の小柄なこけし。
銘や特徴で宮城県の鳴子の菅原くにみさんという職人さんにより40~50年前に製作されたモノと推測。
ほぼ黒色のみで構成された絵付け。だからこそ際立つ絶妙な濃淡による表現。
そして唯一朱色で化粧された唇に、可愛さとハッと現実に引き戻されるような感覚を覚えます。
ちなみに菅原くにみさんという方は56歳と言う早い年齢で亡くなられているようで、そのぶん現存するこけしも他の職人さんに比べて少ない模様。
だからと言って超レアになって世間的にプレミアがつくという事はまず無いでしょうが、これはこれで自分的に立派なアートピースとして、ひっそりと愛でていきたいです。