ども。道の駅という場所が個人的に大好きです。
その土地の農家さんが作った野菜等が新鮮な状態で店頭に並んでいる様は素晴らしい文化ですよね。
ただ、自分はその辺には目もくれず、毎回真っ先に道の駅の隅にある物販コーナーに突入しています。
そこには、その近所のお年寄りや施設の方が製作したものがたくさんあります。正直言って99.9%の商品は個人的には興味がない物ばかりですが、ごく稀につかまれるモノがあるのですよ。
そして先日立ち寄ったとある地の道の駅
そこでも物販コーナーに引っ張られ、結果購入したのがコレ。
いや、単にPPテープを使用して製作したカゴバッグです。どの土地でも手軽に手に入る素材のせいか、全国的に年配のご婦人方を中心に作られているバッグです。
個人的に田舎のボッテガと呼んでいます(笑)
ただね、これはちょっと違うのですよ。
説明は難しいのですが、その場所に多くあったバッグの中でもダントツに輝いていて(レイアウトとか色とかの問題じゃなく)存在感が訴えてくるような。
手に取って見るとやはり他のバッグを製作している人と違い、編みのシッカリ感と細かい部分のディティールが作る事までがゴールではなく、買った人が使用し続けるまでを見据えて作っている感がビシビシ伝わってくるのですよ。
決してオーラとかスピリチュアルとかの話では無くモノとして見た私の感覚です。
ちなみにバーコードに書かれていた製作者の方の名前を見たら「春日さん」と言う男性の名前。
あまりに気になったのでそこの道の駅のスタッフさんにその方の製品が他に無いか聞いたところ、これ一点だけとの事。そしてそのスタッフさん曰く
「ご婦人方が趣味でバッグを作っている事がほとんどだけど、この春日さんというおじいさんは元々農業出来ない冬の時期に、竹等で細工をやって生計を立てていた方で、ある意味本当の職人さんよ。そういえば最近この方の商品入ってこないわね。まぁもう高齢だしね~」
とのこと。
いやはや納得です。
そういう物から溢れる「説得力」って憧れます。
出来ればその方にオーダーしてみたい事がありますが、ご無理をさせてもアレなのでひとまずは私の中で温めておきます。