ラリーキルト
【ラリーキルトとは】古くなったサリーやデュバタ、腰布、ハギレなどをパッチワークしてランニングステッチ(刺し子)を施したテキスタイル。インド・パキスタン・バングラデシュなどの中央アジアで長い間受け継がれてきた伝統工芸品です。
これも先日、知り合いから譲り受けた物。
個人的に未使用状態でのラリーキルトはよく見ますが、ここまで使い込んであるのは初めて見ました。
どうやら現地の人が相当使い込んだ末の物が巡り巡って今ここにあるのでしょう。
もう一番表面にある布が擦れて、かろうじてステッチにしがみついている状態。
だからこそ生まれる絶妙な表情に、個人的にはゲルハルト・リヒターの作品を彷彿してなりません。
ラリーキルトって使い込むとこーゆー感じになるんですね。面白い物を見れました。
ちなみに余談と言うか悲報なのですが、
劣化し過ぎていて手に持つ度に繊維が抜けて服が糸まみれになります。
こりゃ観賞用ですわ(^^;)