ほぼ毎日(少なくともここひと月以上は)リビングの杉床の上で眠っている。正確には眠っているのではなく、寝落ちしたまま朝を迎えているだけ。
映画を観たり、音楽を聴いたり、何か作業をしたり、そのまま「ながら寝」をしたい。
二階のリビングから一階の寝室まで行くタイミングもわからず「さあ、もう寝るぞ」とはなかなかならない。もう幼少期からの悪しき習慣です。
ということをインスタのストーリーに書いたら「ちゃんと寝ろ」「ベッドに行け」と何故か多くの方からメッセージが届いた。みんなそんなに心配なのかと。
すこし不安になって「床寝」をネットで調べると、諸説あるようだけど、関節が柔らかいひとは平気らしい。そうでないひとは腰やらを痛めると。
なるほど。肩凝り知らずだし、四十肩もならないし、前屈もべったりだし、柔軟さが理由なのかもしれない。そもそもそんなに安眠を求めないし。
ちなみにどんな場所でも寝られるのも特技。若かりしまだ美術さんをしていた頃、舞台セットの下に潜り込んで寝ることもよくあった。それで本番中にイビキでNGになる、て笑えない失敗も(わりと業界あるあるネタ)
あとはむかしはひと晩中飲み歩いて、街中そこいらで寝ていたものだけど、仲間たちは渋谷の道端で酔い潰れてサイフからなにから身包み剥がされていた。(商売道具のカメラやPCもなどどうしようもない連中ばかり)
ただぼくはどんなに酔っても野性的防衛本能が働くのか、ビルの谷間や雑居ビルのエレベーター、植え込みの中など人目につかない場所で目が覚める。
まるで人間に死際を晒さないネコみたいな習性。
とにかく、そんな習性や習慣をそろそろ改めなければ。と言いつつ、また今夜もこのまま寝落ちです。
先日は水墨画家・ステインアーティストの土屋秋恒のアトリエでカレーパーティ。秋恒の作るグリーンカレーは、ほんとに店で食べるカレーより美味しい。
店でも出せばいいのに。