週末は金曜の夜に友人宅に招待され、コロナ自粛でしばらく会ってなかったせいか盛り上がって気づけば明け方4時だった。
そのままほぼ睡眠も取らずシャワー浴びて土曜も仕事。若い頃は勢いで乗り切っていたが、明け方まで飲むのも、ましてそのまま仕事などさすがにしんどい。
しかし、仕事も終わりそうな時間に昨夜の友人からまた連絡があり、誕生日を祝うのでよければ来てほしいと。
仕事を終わらせてゆっくり眠ろうと思っていたが誘いの理由に、即OK。またシャワーだけ浴びそのまま三軒茶屋に向かった。
昔馴染みのオーナーが営む三角地帯のオンボロビル屋上のカフェバー。夜風が気持ち良かった。
コロナ自粛であったけど、そもそもひさびさなメンツが集まってやはり明け方まで飲んでしまう。
明け方まで飲んで、仕事して、また明け方まで飲む。さらに昨日は息子と午後にパルクール。ぼくもあと数日後の誕生日を迎えれば48歳。それに耐えうるタフな身体に感謝したい。
集まった音楽監督や画家や、俳優やミュージシャンや、、仕事とは繋がりもない友人たち。ただそれぞれの業界で活躍する彼、彼女らとの会話は楽しいし、自分もずっとそうありたいと思う。
ところで、そこの会でとある女優さんとひさびさに話した。彼女からは以前スタイリングをお願いしたいと申し出を断ったことがあり、それがずっと少し気になっていた。
当時すでにスタイリストを辞めると決めた後で、庭師修行に入っていた頃だと思う。友人の俳優づてに彼女がシガさんと仕事したがってるけどどうか?と尋ねられた。
その頃、彼女も飛ぶ鳥を落とす勢いで映画賞からCMとノリに乗っていて恐らくどんなスタイリストも喉から手がでるくらい仕事をしたかったと思う。
そんな彼女から直々のラブコールを断ったのだ。その理由を直接伝えたかった。
「もうスタイリストはやらないの?」
「庭師ってそんなに楽しいの?」
ぼくは「楽しい」と答えた。「そう、ならよかった!」と笑ってくれた。
やっぱり素敵なひとだと思った。同時にもう少し早く出会えてたらとも感じた。
ぼくの仕事用インスタを見せると「あ、なるほど、服から空間全部になったんですね!やっぱりスタイリストじゃないですか!」と。
さすが何も言わずとも感性も鋭かった。こういうひとはいつか何か一緒にできればいいなと。
あとは、ちょいちょい飲む画家とも話す。
彼からは「ブログなんて真面目にやんなくてもよくね?」みたいなぼくへのdisだった。飲むとちょっと面倒くさいタイプ。彼にぼくははそう映るらしい。笑
べつに真面目にやってるつもりもないし、ブログやSNSに重きを置くつもりもない。
ただ、職人仕事への差別みたいなものを彼からはちょいちょい発言から感じている。
でもね、なんでもそこそこ器用にこなせてしまう自分をもってして『奥が深すぎてちょっと手に負えないかも』そう心に火がついたのが庭師の世界にはまった理由。
もちろん彼が模倣する木々や草花は、筆で描く絵かもしれないが、こちとらはリアル。何を上段から構えられても笑止千万。
修行時代に年配の職人に言われなるほど!と思った一言。
「絵は平面(2D)だが、うちらのは立体(3D)だからな、難しいだろう?」
言うならいっかいやってみな。
三茶を暴走する某女優。