庭師なんて日本全国にいるはずなのに、ふだん東京や関東以外の方と意見を交わすことなどほとんどない。しかしInstagramでフォローされた広島の作庭家、庭師のNIWATANさんという方のInsta liveをたまたま覗いて、軽率にコメントなどしてしまったところ、業界の方々を深く考えさせてしまった。
ぼくの問いかけは、このアイデンティティと、もう一つ「若者離れ」(庭師に限らず職人仕事全般でしょう)。後のほうは昨夜また熱い議論がなされてました。笑
その、ぼく自ら口にした「庭師のアイデンティティ」とはなんでしょうか。それは古くから代々受け継がれた思考や技術。それをもって現代を生きること。なにも古きをそのままトレースすることではない、と個人的には思ってます。
一概に庭師といっても様々なひとがいて、その中でもなんかちょっと論点がズレてるなぁ、と感じるのはテクニカルな話ばかりのひと。
たとえば、女性が代官山や青山の一流美容院に足を運んだとして、その女性の目的は「美しくなりたい」です。するとそこの美容師はやれ美容法やらオーガニックな化粧品を勧めるでしょう。突き詰めれば化粧などしないほうが肌にいい、なんなら髪など切らなくていい、かもしれないし、内面磨きにヨガとかね。
そういう油っ気のない話し、ではなくて、その女性は単純に綺麗になりたい。
わりと多くの庭師や造園関係のひとがそれ。庭や樹木の知識は必要だし、花が咲かなきゃ肥料だし、枯れそうなら土が悪い、かもしれない。じゃあコンポストを作ろうとか、ミミズを飼おうとか、庭にウン◯して堆肥にするかとか。
それじゃ家庭菜園だし有機農法。まるで農業や林業の世界。庭はあくまで庭だし、美観を愛でるもの。
農業学校出身が多いというのもあるかもしれない。けど行くなら庭師はアートスクールのほうかも。いや、学校よりたくさんの趣味に経験を費やした方がいい。
土曜日はサーフィン。
日曜日は息子とパルクール。
目指すはコレ。息子の憧れでもあるパルクール・パフォーマーのZENくん。以前は息子の通うスクールの講師もしていたんだけど近頃は人気でなかなか会えないとか。日本だとLDHに所属してるのでなんとか知人のコネを駆使して息子に会わせてやりたい。関係者のかた宜しくお願いします!笑
ちなみにいま息子が個人レッスンしてもらってるのは同じMissionTokyo、真っ赤なモヒカンのヤクワさん。このひともスゴイ。息子云くサイドフリップの技術ならナンバーワンだそうです。