こういう時期だから、昨夜テレビで見たひとも多いんじゃないでしょうか。元プロ野球選手、新庄剛志の現在を追っていた番組。
バリ島に移住し十何年を経て、なんとまたプロ野球復帰を目指すという。誰もが無茶なんじゃないかと思うことを真剣に考えていて、新庄っぽいといえばそうですが見ていて感動しました。
なんでもあけすけに話す言葉はリアルだけど突拍子もなく、イチローとはまた違うタイプの天才肌。
名将、故・野村克也監督も一目置いて可愛がった理由がよくわかりました。
ちなみに亡くなった野村監督について彼がYouTubeチャンネルで語ってる話がとても面白いので、すこし長いですが最後まで是非聴いてみてほしい。
ぼくよりひとつ上の48歳。それで現役復帰にチャレンジするって、本当に同世代に勇気や元気を与えると思います。本人もそれが目的だと言っていた。嘘ではないでしょう。
もう今年は叶わないかもしれない。でも、来年でも、たった1シーズンでもいいから復帰してほしい。応援しています!
ところで先日、とある友人のお宅へお邪魔して呑みました。まあぼくから話を聞いてもらいたくて伺ったんですが、彼も彼でいろいろ考えているようで。
彼いわく、ぼくのように好きにやりたいと。スパッと仕事を辞めて転職する。けどそれが自分にできるかどうかという不安。
ぼくの後輩に山口くんというスタイリストがいたんですが、彼はいま地元に帰って大工の修行をはじめました。
彼からも数年前からから相談されていて、ずっとスタイリストと同じくらい父親と同じ大工に憧れていて、その夢が捨てきれないと。
まあアドバイスはできるけれど、その先に踏み込むのは本人の意思しかない。
ありきたりな言葉だけど、やらない後悔より、やった後悔みたいな。どちらを選ぶか。
難しいクロスロードですけどね、彼は後者を選んだということ。勇気ある行動だと思います。
ただ、なにがみんなをそう思わせてしまうのでしょうか。
ましてこの混沌とした世の中。みんな次のフェーズに入っているんでしょう。とくにスタイリストなどやったヤツは皆アンテナは敏感ですから。
しばらく前に、この(知ってるかたも多い)庭師の村雨辰剛さんよりぼくへインスタでメッセージが届きました。
互いに庭師ですが、彼はスウェーデンからわざわざ庭師になりたくて来日。日本に帰化する際、父親から(仮に戦争になった場合)日本人として死ねるのか?と問われたそう。そうまでして選んだ庭師の道。素晴らしいと思います。
そのうち何か対談でもしてみたいですね。フイナムさんどうでしょう?笑笑
同じく同業者の方から、よくメッセージがきます。同業者は同業者でいろいろ思うところがあるようで。
これがぼくの本音です。
庭師であれ、スタイリストであれ、ファッション業界であれ、若い世代に夢をあたえられる仕事かどうか。かっこいいパイセンでいられるか。
その背中を見せられなければ未来なんて、ね。
ちなみに新庄さんのYouTube、新庄造園ってアカウントで何故?って思いましたら、実家は福岡で造園屋なんです。
野球でプロ三年で芽がでなかったら、実家を継ぐはずだったとか。
新庄の親父さん、庭師なんだ!笑笑
台湾のほうの蔡さん、すごい。