ほんとうに世の中とんでもないコトになってますね。東日本の震災、原発事故もまさかという状態だったがもうそれ以上。経験則がないものは先が見えない。不安になるのも仕方がない。
ただ、なんだろう。根っからの性分なのか、B型の血液だからかどこか楽観的。なるようにしかならないじゃん、みたいな。すみません。
思えば911もニューヨークの混乱の中にたまたまいたし、311も泳いでいたプールの天井が崩落したし、被災体質なのか面食らう場面の只中にいても、不思議とあまり動じない。
かと言って馬鹿みたいに何も感じないわけでもなく、目の前の出来事に冷静に対応している。そうするしかないではないか、と。
たとえば乗ってた飛行機が雪山やジャングルに不時着し生き残ったとしても、ぼくはたぶん即座にサバイブしようとする。
いまは911とちょっと似ていて、あの時も街中が瞬間的パニックになり、すぐにロックダウンした(アメリカの対応の速さはすごかった)
ものの1時間で地下鉄は止まり、オフィスやデパートはクローズし、街にひとが溢れた。さらに1、2時間でイエローキャブはもちろん車が消え、軍隊と戦車が現れた。
そんな時でも、SONYビルだけは開いていて日本企業の対応の鈍さ、危機意識の低さは露呈していた。そんな記憶があります。
そうなってしまうと、ただのホテル住まいの旅行者は途方に暮れてしまう。家の中にいろ、と言われても自炊できないし、ホテルも宿泊予定が過ぎれば追い出されてしまう。もちろんロックダウンだから空港に行っても帰国できない。
たまたま知人の借りてるアパートに転がり込むことができたから助かったが、様子を見に行った空港は行き場を失った難民で修羅場のような状態だった。
その明くる日からはもう、ぼくらも食料難民である。それでも小さなデリとマクドナルドだけは営業してくれていた。おかげで助かった。
あれほどマクドナルドがありがたかったこともない。
しかし同行していた学習院出のライターのお嬢様に、つい「マックの肉って◯◯だよ」なんて冗談で言ってしまったら、彼女はマクドナルドも食えなくなりベッドで寝込んでしまった。
どんな状況でもナイーブなひとはいる。ただそんなことで悩んだら、マッドマックスみたいな世紀末は乗り切れない。まず最初に死ぬ。
ようは仕方がないと割り切ることが大事、という話しです。笑笑
前置きが長かったですが、そのおうち時間、ステイホームってやつですね。
わが家は屋上にテント張ってアウトドア気分にしてみたり、アプリでカラオケ発散してみたり。
あとは最近、みんなリモート呑みやらインスタライブでコミニケーションしてますよね。こんな状況こそのあたらしい楽しみかただなと。
じつはぼくも昨晩はじめてインスタライブとやらに参加してみました。知人のミュージシャンのライブ配信にリクエスト。
二画面のテレビ電話状態になるのですが、彼とただお喋りするだけでなく、そこにコメントしてくる互いの知人や、知らない方ともコミニケーションできる。なかなかおもしろかったです。
まったく知らない方から「世界のお菓子シガール」(スタイリスト事務所ハッスル時代にやってたブログ)から20年来のファンです、なんてひともいて「動いてるシガさんはじめて見ました」とか。
芸能人でもあるまいし、変わったひともいるもんだなぁと。
まあ、それもこんな状況だからこそ繋がれたわけですし、なにも悪いことばかりじゃない。
まだまだ続くおうち時間。またやってみたいと思います。機会があればおしゃべりしましょう。