先週末は、約2年9か月という闘病の末に逝ってしまった友人の葬儀でした。もちろん不要不急で3密な集まりは控えなければならないけれど、友の最後を見送るくらいは許してもらいたい。
けれども、人生で「親友」と呼べる人間は何人いるでしょうか。社会に出てしがらみや利害の中に生きれば、互いに何者でもなかった学生時代の仲間ほどそう呼べるひとは少ない。
ブログなどに載せるべきなのか迷ったのですが、あまりに…あまりにも驚き、考えさせられ、心が揺れた日記(ブログ)というものがないので、悩んだけれども誰かに読んでもらいたくて。
おそらく読むひとによって気分を悪くしたり、落ち込み、憤ると思う。あまりに生々しく、現実的。
そう、このブログは亡くなった友人の奥さんが書いていたものです。その存在にたまたま気づいた他の友人(珍しい病名だったからだそう)にカミングアウトされ、僕もはじめから読んだ。(できれば13ページある最初の日付から読んでほしい)
映画か長い小説を読んだか、それ以上の物語り。まるで十歳老けこむくらいの脱力感に襲われました。
たぶん親族や僕ら仲間が読むことも覚悟していたと思う。それほどの愛憎。
きっと彼女もコレを読むかもしれない。でもね、あらためて僕は言いたいです。友人として、ありがとう。
最後まで一緒に過ごしてくれた、それがすべてです。
ウイルス問題いよいよですが、みなさん一緒に乗り越えましょう。