先週、横浜赤レンガ倉庫にて初演を迎えた、きゅうかくうしお新作公演へ、個人的なお祝いとして祝花を贈りました。
テーマは「収穫」。祝花とはいえ華美な花は一切無しのグラスや稲穂のみ。
というのも、
耕し(舞台まで約三年という月日をかけ)、種を撒き(SNSの開設や仲間集めに奔走し)、実り(始動して)、ついに訪れる秋の収穫(公演)。
そんな様子をぼんやり側から眺めていて感じたからです。
まあ、ふつうお花屋さんに頼んでもこんなアレンジメントはしないでしょう。というか、そんな特別な想いをお花屋さん(他人)が具現化してくれそうもありません。
本職は庭師です。が、アレンジメントや祝花などたまに頼まれますし、場合によって引き受けます。
ただ、僕なりの解釈で表現していいものなら。
お花屋さんに頼む祝花なら、小さなものでだいたい3万円、スタンド花で5万から10万円くらいでしょう。
でもこれを仕事として依頼されたら、10万でも20万でもやりたくありません。
逆に相手への熱い想いが伝われば実費だけでも引き受けます。いつでもご相談ください。笑
なにせ竹を割いてあぶり曲げるスタンド作りから。庭師的スキルを用いまして。フラワーアレンジ小一時間、スタンド作りは夜間二日。
で、そのまま初日舞台を観劇してきました。
辻本知彦と森山未來という表現者・舞踏家ふたりと、舞台監督や、照明や美術や音響、製作までもスタッフ9人がまさかの同じ舞台に上がるという、いままで見たことがない実験的、アバンギャルドなもの。
過去三年に互いにやりとりされたメールの内容や、なんだか「らしくない」と感じていたインスタグラム開設やらインスタライブも、この舞台につながっていく。なるほどと。
おまけに舞台中、インスタライブで舞台上が生配信される。前代未聞というか、あたらしい!
ご興味のある方は是非、横浜赤レンガ倉庫へ。12月1日までやってます。
それと、まったく私的なことなのですが、僕の息子や娘の通う小学校のドキュメンタリー映画が製作されました。近く単館系ロードショーになるようです。これもご興味があれば観てください。