BLOG - シガアキオ(Gardener / 庭師)

Sidecar

数日前、Facebookに6年前の写真を見つけました。6年前に投稿したものだけど、写真は二十歳の頃の自分。なんともう27年も前なんですね。ときの速さに目眩がしました。

 

何故にビンテージのBMWで北海道なのかは、古く(それももう10年前ですか)にブログに書いたので読んでみてください。

とまあ、そんなわけです。二十歳の若者の思い出にしては変わってんなと。我ながら。

だって、ただそうしてみたかっただけでバイクにローン組んで(たしか当時160万円くらい)、それを北海道までフェリーで運んで一人旅するわけですから。ちょっと異常とも思えます。

 

高校時代、望月峰太郎の漫画『バイクメ〜ン』を読んで、それまでのパンク一色から急に50sやロッカーズに興味が湧き、同じく主人公のトライアンフに憧れ、高校までBSA風カスタムのヤマハSR400で通いました(免許もバイクも禁止でしたが)。

 

なのでBMWは2台目に買ったバイク。ほぼメンテナンスフリーな現代のバイク(SRだって十分)から、いきなり60年代ビンテージ。それでいきなり北海道。怖いもの知らずな二十歳のクレイジーさでなければできませんね。まさに狂気です。

そもそも北海道ってバイクツーリングのメッカですが、コイツは古くて非力なうえ隣にサイドカーを抱いていて実際は原付バイクくらいのスピードしか出ません。

まるで農耕機のようにトコトコ走り、他のツーリングバイクのように飛ばして一日数百キロ移動することなど不可能。

おまけにバッテリーは旧式6ボルト(昔のワーゲンビートルなどと同様)でライトも暗く、さらにオルタネーターの性能かライトをつけたまま走り続けると電力不足でエンジンが止まります。あと空気が薄い標高の山でも止まりそうになります。

広大な北海道の何も無い町外れでエンジンが止まる。三日目で身の危険を感じました。なので昼間に移動できる距離を考えながら行動したりしてましたね。

 

そんな状況でもなんだかんだと半年くらい、総距離で日本2往復くらいしたんじゃないでしょうか。

ちょっとしたメンテはしながらでしたが、バイクはたいしたトラブルもなく。さすがはBMWだと。

しかし当時30年前のバイクもいまや60年前のもの。いまは値段も倍くらいするんでしょう。最近またちょっと乗りたいなぁと。仕事でも使えそうですし、サイドカーに乗った庭師ってかっこよくないですか?笑

 

すでに先々週末ですか。スタイリスト時代の事務所の後輩山口ゆうすけを送る会。故郷の岐阜で大工を目指すそう。がんばって。

 

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#多摩川が氾濫する恐れ

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