BLOG - シガアキオ(Gardener / 庭師)

KUZU

先日インスタにあったように、中目黒の居酒屋でスタイリスト三田真一と久しぶりにサシ飲み。

腐れ縁みたいな仲ですが、なぜか不思議とウマが合う。たぶん互いに都会のスラム街育ちみたいな生い立ちにあるんじゃないかな。

こないだも「だって俺らそもそもクズじゃん?」みたいな話しでした。たいした学歴があるわけでもなく、でもなんとか人生楽しくサバイブしている。一歩間違ば互いにろくでもない状況でおかしくない。

少年時代といえば、500円のお小遣いを握りしめて駅前のマクドナルドでハンバーガーを買い食いし、丸井の屋上のゲームセンターへ行くのがルーティン。下手すりゃ中学生にカツアゲされるし小銭をどこに隠すかを懸命に考える。ある種のストリートチルドレンです。

東京、とくにファッション業界ってじつは地方出身のひとが多く、それが逆に肩身が狭く感じたこともありました。関西、九州勢はかなりいて、あとはスタイリスト岡部文彦くんや三田真一の師匠さんなど東北(岩手県)出身だし、とくに岡部くんは自ら「田舎臭いリスト」などと云うしね。

山道で駆け回ったり川で魚を釣った思い出もなく、しいて言えば側溝のドブによっちゃんイカ垂らしてザリガニ釣ったくらい。

やはり出身とかバックボーンの違いはある。それは若い頃より年取ると如実に現れてくる。結局みんな原点に帰りたくなるというか。

山や川、田園暮らしはどう考えてもぼくら違いますからね。庭師とか云うと勘違いされがちですけど、都会暮らしをサバイブしてくほうが好きです。(そう考えると本間良二の山暮らしは不思議って話もした。あのひと品川大崎育ちだし!笑)

ちなみに柿やみかんなどの実が成る木がよく植わっている庭のことを、むかしは「食い意地が張った庭ですね」なんて嫌味を言われたとか。

都会の庭は鑑賞するものという意。だからそれを重視する庭師ってとてもアーバンな仕事なんですよ。

3億回は凄い。ぼくも一番好きな曲は「打上花火」。辻本くんに頼まれた祝花も打ち上げ花火をイメージしたものでした。

プレゼントにAmazonでみつけて買いました。思うに千利休って都会っ子。

 

なにげに楽しみ。兄弟から姉妹になったんですね、ウォシャウスキー。

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