先週、近くの馬事公苑あたりにできたLaStoriaBAJIKOENという場所に併設されたcafe+8101での夏パーティに参加してきました。
この代官山でも遜色ない空間。デザインコンセプトはコンペで選ばれた岡山の事務所(代表は元ファッション業界)が担当し、植栽はSOLSO。オリンピックの馬術競技会場として改修工事中の馬事公苑もおそらく驚くほど変貌すると思うけど、にしてもこの近辺でいちばんイマっぽい雰囲気を醸している。
特筆すべきはここが「老人ホーム」ということ。カフェパーティも老人ホーム主催であり、夏祭りっぽいBBQ串やパスタやビールを振るまう人らもホームスタッフ。もちろんふだんはカフェとして営業するし、スケーターな店員さんが給仕するのだけど、そんな彼らもホームの職員。
老人ホームといえばぼくの家の隣も老人ホームだし、施設も多くどこもそれなりに立派な建物だ。ただ、どこにも感じる閉塞感。世間と隔絶された空間というほかない。
その施設の一部をカフェとして解放し、世間と老人をコミニケーションさせてしまおうというコンセプトがあたらしく、すばらしい。
なかなか家族も面会に来ない孤独な老人もたくさんいるだろう。そんな彼らを介護するスタッフもお互いストレスフルな現場だと想像できる。が、そこへ第三者の関係ない子連れファミリーや若者がやってくることでどれほど気が紛れるでしょう。
それに、ぼくら世代もそう遠くない未来の高齢社会。もし自分がどこか入居する場所を選ぶとすればこんな雰囲気も悪くない。そういった世代の多様な選択肢として「イケてる空間」というのもこれから重要なのかもしれませんし、ガーデナーの需要もありそう。笑
攻めてますね、わが街世田谷区。
なつかし