先日、某所でお蕎麦をいただいた。
シンプルだけど、とても美味しかった。おそらく綺麗な水と育ちの良い蕎麦粉を使っているのだろう。
ふと、料理と服作りは似ていると思った。
※写真は蕎麦ではなく揚げ餅。こちらもとても美味しかった。蕎麦は写真を撮り忘れ、、、
服作りはもともと本業ではなかったのだが、MOUNTAIN MARTIAL ARTSで服作りを始めてそろそろ10年になる。
グラフィックデザインと異なるのが、素材が大切ということ。グラフィックデザインも印刷物を作る際は紙が大切なのだが、服は素材ありきといっても過言ではない。
と、服作りを始めてすぐに気づいた。
特にアクティビティ用の服は快適さに加えて安全を確保する機能が求められる。さらに風合いもよいに越したことはないし、目に馴染む色合いも欲しい。
とはいえ、服作りをしている方ならお分かりと思うけど、いきなり理想を求めてオリジナルの生地を作るのは無理。生地作りにはとても大きなロットが必要とされる。
それゆえ、規模の小さいインディペンデントブランドにとっては夢のまた夢。だから、まずは選べる生地の中で最善を追い求め、ユーザーに理解していただきながら、ブランドの規模感を大きくしていく。
そうして、ようやくPOLARTEC®︎を使えるようになったのが2017年。自分で愛用していたアウトドアブランドが使っているPOLARTEC®︎の機能は素晴らしく、MMAでも使ってみたかったし、自分らしい表現ができると思った。
そして、今シーズン。MMAにとっては初めてPERTEX®︎を使ったプロダクトをリリースする。
実は数年前に使いたいと思い商談したことがあったのだが、当時はロットをクリアする自信がなく、実現することはなかった。こちらも機能は言うまでもなく、MMAらしいプロダクトが作れたと思っている。
今月末発売予定です。
よい素材を使って丁寧に作った料理は美味しい。同じように、良い服には良い素材が不可欠。だから、今日もよい素材を探し続ける。
そんなぼくは、料理を作りませんが。
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