破綻と崩壊

オフィスには目黒川沿いを歩いていく。今年は桜祭りは中止になったのだが、それでも目黒川の桜を見るために、たくさんの人が来ている。

2020年は「破綻と崩壊」の年になる。

昨年から近しい人が言っていた言葉だが、まさか三ヶ月で世界中が破綻と崩壊の扉を開くことになるとは。

新型コロナウイルス（COVID-19）の大規模な感染被害により、イタリア、フランス、イギリス、アメリカなどの主要都市では外出禁止令が出るという異常事態。株価は荒れ、経済は止まり、世界的な今後の悪影響は避けられそうにない。

対して日本は、桜の季節だからなのか、他国に対して感染者数が抑えられているからか（検査数が異常に少ないから実態は不明なのだが）、危機状況を脱したような緩んだ空気感が漂っている。しかし、本質的な対策がまだ見えない未知のウイルスがこのまま去ると考えるのはあまりにも楽観的。世界に目を向ければ危機的状況が多くの地域で起きている。

景気悪化に対する経済対策は国に任せるしかないが、ぼくら庶民は今後何が起ころうと対応できる心算（こころづもり）と準備が必要。いざとなったら自分を守れるのは自分自身。

過度に恐れず、しかし、気を緩めず。

そして、

うがい、手洗いを忘れずに。（これ大事）

多くの困難を克服してきた人類は、今回のウイルスも克服するだろう。しかし時間は少々かかりそうだ。そして、今回の危機から学ぶことは多い。

平穏な日常はかくもあっさりと去ってしまう。毎日を大切に生きなければ。

●フランスの状況
「コロナ禍｢フランス｣は1週間で様変わりした」

●イタリアの状況
「24年暮らしてきたイタリアが、大変なことになっている。」

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