「必要とする人たちに必要な分だけ作る」というのはブランドを始めた頃からのテーマだが、無駄を出さないという意味ではサステナビリティ。
と書いたが、現実的には机上の空論。どんなブランドであれ「必要とする人たちに必要な分だけ作る」=「100%消化」など、受注発注ではない限り不可能に近い。
ぼくのブランドも同様。始めた頃は小さい規模だったのでほぼ在庫が残らなかったが、いまは規模感も数十倍になり、アイテム数も増えたので在庫ゼロというわけにはいかない。
とはいえ、安易にセールはやりたくないと思っている。いまの時代は実売期でのセールも当たり前、クーポンだのタイムセールだの、「定価って何?」と思うくらい値引きが常態化している。
自分もけっこう買い物をするのだが、買ったものがすぐに安くなっていたら(仕方ないとはいえ)よい気分にはならない。そうした購入者のみなさまの気持ちを考慮して、可能な限り定価で販売する努力を怠らない。それがブランドとしての真っ当な責任。
とはいえ上記のように100%完売はとても難しい。そこでふと思い出したのが「COMME des GARCONS GUERRILLA STORE」。
たしか15年くらい前に海外で数店舗だけ展開していた。分かりにくい立地にあり、内装にはあまり手を加えていない(居抜き?)期間限定のショップで、過去のアーカイブ商品を販売していた。一号店はベルリンで、前社の出張時に立ち寄った際、ついついあれこれ購入してしまった記憶がある。
※いかんせん昔の話なので記憶違いがあったらごめんなさい。
実際には「セール」「アウトレット」なのだが、「GUERRILLA STORE」というネーミング、手を加えない内装、期間限定などがパッケージになったディレクションはショップとしての付加価値すら感じる。こうして創意工夫とクリエーションを加えることで、買う側の楽しみと喜びが増すと共にブランド価値は損なわれない。
で、参考にしてアーカイブ商品を販売するWEB STOREを期間限定でオープンしていました(すでに終了)。
話は変わって、昨年から「トランクショー(予約会)で5万円以上ご予約いただいた方に非売品ノベルティ御贈答」というサービスを始めた。
2019秋冬の特典アイテムは、POLARTEC®︎ Power Strech Proのビッグシルエット半袖スウェット型に、プリント生地でポケットをつけた。実はPower Strech Proもプリント生地も残反。つまり、無駄をなくすサステナビリティ。
残反を使ったことで、ポケットの柄が10種類くらいのバリエーションになった。すべて異なるわけではないけど、柄ごとではかなりの少数(多分5枚以下くらい)。生産枚数も本当にご予約対象者分だけ。喜んでいただけるとうれしく思います。
こういう時代だからこそ、大切なのは創意工夫。
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