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BLOG - SALT AND PEPPER

なにもないことはない

ちは。

特に理由はないですがL字型にしてみました。スタッフのNanakoです。意味のないことって人生に欠かせないと思うんですよね。深いですね。うんうん。

 

皆さんは本や映画を見ているときに、「これって(中身が)何もない」と思ったことありますか?

私はあります。なんでこんなものがあるんだろうとその時は思いました。

でも最近は

もしかしたらそれは自分に何もなかったときに感じるのかもしれない、と考えるようになりました。

というのも、感動や気づきって、経験や知識があってこそ成り立つものだと思うからです。

 

一見なにもないように見えるものにユーモアを見出せる人は

実はものすごい数の知識と経験を持ち合わせているのかもしれませんね。

うんうん。なんか深いこと言えた気がする。

 

というわけで。

なにもないわけではないのですが、作者不明でなかなか踏み込みにくいzineがSALT AND PEPPER には存在しておりまして、

今回はそちらを紹介したいと思います。

じゃん。

“CCXCIV DIEBUS SOBRIUM”

サンフランシスコを拠点活動するパブリッシャーBURNTBRAよりリリース。悪夢のような視点が新鮮なストリートを切り取ったZine。印刷のカスレもまたその雰囲気を増幅させている。

絶妙なフォトコラージュが魅力的です。ぱっと見少しホラーのようにも見えるのですが、街に描かれたキャラクターなども収められていてコミカルな要素とそうでない尖った表現のバランスがちょうど良いです。

さらにクローズアップして見てみると、

グラフィカルな形が間に飛び込んできますよね。台形やひし形、それに直線。街にあるものを”モチーフ”として客観的に眺めている、そんなふうに感じます。

そしてこの印刷でできた縦筋。これこそzineの醍醐味というか、ただ単にプリンターの具合が悪かったのかどうなのか。この筋ですらかっこいい。

狙ってやっていたら確信犯ですね完全に。

 

1冊のzineもよくよく観察して見てみると見えてくる気づきがあります。パラパラと雰囲気を楽しむのももちろん良いのですが、じっくりとなめるように隅から隅まで味わってみるのもオススメです。

紙の手触りなども楽しめると尚いいですよね。

こちらのzineはWEBショップでも取り扱いがありますので気になった方はこちらからどうぞ。

Staff Nanako Toriya

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