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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

潔癖性

朝起きるとすこし頭が重い。感染という文字が頭に浮かぶ。しかし外出するときは電車の手すりやドアに触らないようにしているし、なるべく人のツバキが飛ぶ距離でコミュニケーションをしないようにしている。しばらくすると、調子は戻って来た。たぶん、まあ大丈夫。

日本中が、というか世界中の人たちがいまそんな状況下にいる。

騒ぎが大きくなれば儲かるのがマスコミだ。新聞、雑誌、テレビにラジオ、人々の関心が高ければ売上、視聴時間などがあがり、利益につながる。だからことさら盛り上げる。

そんな風にナナメにこの度の騒ぎを見ていたが、ここへきてやはりこれは騒ぐ価値のある騒動なんだと思う。なんとなく海に囲まれた衛生観念の発達しているこの国に住んでいる安心感もすこし揺らいできた。

あの客船に乗っている人たちには本当に同情する。相当のストレスだろう。日本は国として彼らの我慢に対して手厚い手助けをするべきだと思うのだけど、どうも動きが鈍い気がする。

ところで、このところ外食したときにウェイターが皿を持って「◯◯でございます」なんてサーブするのやめてほしいと思うのは自分だけだろうか。

ツバキが飛んでるよ。

強迫性潔癖性になりそうだ。

 

 

 

 

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