BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

春のアメリカ出張 。第2回:展示会

2年前まで毎年3月にニューヨークで「VISION EXPO」という眼鏡の国際的な展示会があったのですが、昨年から場所をフロリダ州のOrlandoに移しました。一般的なメガネの会社やブランドはそちらに参加。デザイン性がありクリエイティブなブランドはそのままニューヨークに残ることを決意し、昨年から「LOFT」と「Eyecon」という2つの展示会がニューヨークで3月に開催されています。

右の男性は「Eyecon」のオーガナイザーTarrence。

「Eyecon」でのトークショーに出演しているSelima(左)の姿が。

 

今年はその2年目で、昨年よりも規模が大きくなり、活況を呈していました。

今年2月、ミラノで開催された「MIDO」展で多くのブランドの新作をセレクトし、インスタでも紹介しましたが、ニューヨークで新たな発見があったブランドたちを紹介します。

 

Selima

ファッション界のアイコン、アイリス・アプフェルさんも「Selima Optique」を愛用している。

今、アメリカではZ世代から火が付き、90年代ブームが起きています。そのきっかけとなったのがドラマ『ラブストーリー ジョン&キャロリン』といわれ、90年代にそのセンスやルックスが大きな注目を集めていたキャロリン・べセット=ケネディ(略してCBK)の人気が再燃しているそうです。そのCBKがいつも愛用していたアイウェアが「Selima Optique」のAldoCarolynです。両モデルとも同様のスタイルでCarolynが少し大きめのサイズです。このドラマから火がつき、この90年代スタイルのアイウェアが大人気になっています。縦幅が小さめで横長のスタイルは典型的90年代スタイル。ニューヨークではこのCBKスタイルのアイウェアが大人気となっています。もちろんセレクトしてきました。

CBKの本も大人気で入手困難となっています。なんとか入手しましたので、「グローブスペックス」の各店にて見てみて下さい。4月に到着予定です。

「Selima Optique」を掛けているCarolyn Bessette-Kennedyさん。

右はその「Selima Optique」のデザイン。入荷予定です。

 

その他の「Selima Optique」も魅力的なスタイルをたくさんセレクトしてきました。

 

ニューヨークでSelimaはクイーン的存在なので、展示会場内でも入り口すぐの一番良い場所にスペースがあり、Selima個人が収集した貴重なビンテージやアンティークのアイウェアがミニミュージアムとして展示してありました。

写真はSelimaの息子Theo。今回出張には渋谷店店長の砥上と一緒に来ましたが、Theoの隣にいると私たちが小さく見えます(笑)。砥上も身長が低いわけではないのですが。

 

annu

ドイツ発のブランド。フロント部分はポリアミド樹脂を3Dプリンティングで成形し、チタン材のテンプルと組み合わせ超軽量でありながら丈夫なアイウェア。一般的なアセテートに比べて細い形状でも十分な強さを確保できるため、かなりスリムなデザインになっています。また色味もマットで深みのあるカラーパレットが特徴。メタルでもなくアセテートとも違う、スッキリとしたルックスでも色使いで目元をクッキリ見せてくれます。非常に快適なアイウェアです!

右の男性がデザイナーのIddo Zimmermannさんです。

 

CAPOTE

「グローブスペックス」で初めてとなるスペインブランドです。デザイナーのAlexander Capoteさんとは、3年前に初めてニューヨークで会いました。その頃からコレクションは見ていたのですが、当時のコレクションは装飾性が強いメタルフレームの印象があり、興味深くはありましたが、そこからどのような方向に発展していくのか様子を見ることにしていました。

展示会が始まる前にSelimaの店舗で「CAPOTE」の新しいデザインを目にし、そのいくつかが非常に良かったため展示会でコレクションを見ることにしました。

デザイナーのAlexanderと。

 

このコレクションは非常に良かったです!

デザイナーのAlexanderはもともとエクアドル出身ですが、20年ほど前にスペインのイビザ島を訪ねた際に島の魅力に取り憑かれ、それ以来ずっとイビザで暮らしています。

 

Alexanderのアイウェアの良さはデザインの独自性と素晴らしさにもあるのですが、どのデザインを試してみても非常に軽く、かけ心地が良いのです。一日中かけた後でもストレスを感じない快適性をいつも目指しているそうです。

またデザインの方向性に、非常にオリジナリティがあります。新しいブランドが出てくると他のブランドに似たデザインをよく目にするのですが、「CAPOTE」は他のどのブランドにも似ていません。独自の魅力を持つデザインです。シンプルなものから装飾性の高いデザインまで幅もありますが、装飾的なデザインにも魅力的なモデルがいくつもあります。

CAPOTE」はヨーロッパとアメリカではジワジワと人気が高まっていたようですが、一年前に開発した「PAPER CLIP」のシリーズから本格的に人気が高まったようです。紙をまとめるペーパークリップから発想した構造で、ペーパークリップのような形状のテンプルに超弾性材(非常に弾力性に富むチタン合金)を用い、非常に軽くソフトなかけ心地と、見た目にも印象的なテンプルを生み出したのです。Alexanderは意外にもクラシックアイウェアの巨匠Gernot Lindner氏を強くリスペクトして憧れており、いつかGernotが編み出したいくつもの美しく機能的なデザインを自分も考案したいと考えてきたそうで、この「PAPER CLIP」はその第一歩であり、誇りに思っているそうです。

テンプルにPAPER CLIP構造のデザインが見える。機能とデザインのアクセントを兼ねている。

 

見た目はワイルドですが、デザインとモノづくりに対して繊細で非常に情熱的なデザイナーでした。

「CAPOTE」を象徴するサイドに風防が配されたデザイン。

 

アジア圏で扱っている店舗はほぼなく、日本では「グローブスペックス」が初めての取り扱い店となります。

デザイナーのAlexanderは4月に来日して一緒にイベントを開催する予定です。詳細はまた別途お知らせします!

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