「グローブスペックス京都店」は6月のオープンから3ヵ月経ちました。
オープン自体、新型コロナの影響で予定の4月から2ヵ月遅れたのですが、開店からの3ヵ月はいろいろと通常の年にはあり得ない特別な3ヵ月でした。
（１）新型コロナの影響1：「ACE HOTEL」が同施設内にあるので海外からの来訪者が多い予想だったのに完全に覆されたこと
（２）新型コロナの影響2：国内のお客様も、安全になって落ち着いてからぜひ行きたい、と言う方もまだまだ多いこと
（３）番組「世界はほしいモノにあふれてる」の影響：爆発的に関西圏のメガネファンを「グローブスペックス京都店」に呼び寄せ、オープンから2ヵ月以上、入り口の長い行列ができたこと
このようにものすごくマイナス面の環境と、非常に大きいなプラス面の環境の両方があり、トータルにはプラス面が勝って多くのお客様に来て頂き、順調なスタートを切ることができました。
新型コロナの影響で大きくマイナスになっている業種や商品が多い中で、メガネの世界には比較的プラスの変化もあったのです。リモートで仕事する人がスーツや服にお金を掛けなくなり、代わりに画面上で印象の作りやすいメガネを新調する人が増えたこと。もう一つはそれまでコンタクトレンズを使っていた多くの人がリモート中心になってメガネに切り替えたことです。パソコンや家で運動できるトレーニンググッズなど、新型コロナで売上が伸びた商品は幾つかありますが、メガネもどちらかというとその一つになっているようです。
9月でオープン3ヵ月目になり、当初新しい京都の名所として「新風館」や「グローブスペックス京都店」含め、いろいろな関西初出店のお店を見に来られる方も一段落したかのように落ち着きを見せ始めていました。
毎月一度のペースで京都店には立つようにしているのですが、今月は先週土曜から今週火曜までの連休を選んで立ちました。少し混むかなと思っていましたが、とんでもない混み方になりました。ニュースでも報じられた通り、この連休はGoToで旅行しやすくなっていたことと、みんな長らくお家生活でガマンを続けていた鬱憤を晴らそうと、非常に多くの人が京都に来ていたようです。タクシーの運転手さんも言っていましたが、京都駅前にタクシー待ちの行列ができるのは新型コロナが蔓延して以来初めてだそうです。連休の4日間とも店の前に入店待ちの長い行列ができていました。今回も「ACE HOTEL」に泊まりましたが、ホテルも今までで一番混んでいました。
本来、京都は観光の街であり、この国内需要の混み具合に加えて海外からの人たちも加わるともっと賑やかな街になるはずなので、まだ京都本来のポテンシャルの賑わいではないのでしょうけれども、家賃に耐えきれず、やむなく店仕舞いしてしまった老舗も数多くあった中、久しぶりに賑わいが戻り、京都の人たちも明るい表情を見せた4日間でした。
こうやって少しずつ安全には徹底して気をつけながら経済を回したり、行動範囲を広めていくバランス取りが重要になって行きますね。
「新風館」自体、関西初出店のお店も多く、新名所ということもあり、この館を目指して来る方が多いです。この中の一つにチョコレートを専門に扱う「green bean to bar」があります。代表の安達さんは南米のジャングルにある産地まで行ってカカオ豆を仕入れるなど、徹底してこだわったチョコレートを作られており、いつ見ても京都のお店は賑わっています。世界中のチョコレートがその味を競うコンテストで2019年度の世界一として金賞を受賞した商品も作られています。私も食べてみましたが、とっっっても美味しいです！！
コロナ禍になって時折思うことですが、今「グローブスペックス」や「green bean to bar」さんのように、大きな会社ではないけれど、ユニークなことを深いこだわりを持ってやっている会社は今とても元気が良いと思います。
先日、安達さんと初めて対談し、全く異なる業種でありながら、多くの共通点があることも分かりました。もの作り、店作りへのこだわり、その実現のためにお互いに世界中まで出向き、そこに頼もしい仲間がいること。そして、規模は小さいけど、こだわりを持ち、世界をまわるフットワークの軽さがあります。実行力の塊のような会社は万人受けするとは言えないけれど、それに共感する方々には魅力を感じてもらっています。安達さんとお話して、お互い多くの顧客様から支持されていることを実感しました。
この対談の前編は今晩配信予定の「green bean to bar」のニュースレターよりご覧いただけます。後編は10月2日（金）に配信予定です。尚、ニュースレターは「green bean to bar」のHPより登録できます。是非ご覧ください。
