いつもと違うお盆の京都。

現在は月に一度、京都店に立つことにしています。8月はお盆に来店される方も多いと思い、8月14日から16日まで京都に行ってきました。「GO TOキャンペーン」は東京在住者を除外していたり、全国的な感染者数がお盆前から増加傾向になったこともあり、他府県への移動や帰省を自粛した人も多かったと思います。

そんないつもと違う京都や「グローブスペックス京都店」のお盆がどんな様子だったのかをお伝えします。

13日の夜に京都入りし、17日の午後、東京に戻ったのですが、実は京都にいた14日から16日までの日中は、ほとんど店内にいたので街中の様子は分かりませんでした。でも東京から京都に向かう新幹線はガラガラ。品川から「のぞみ」に乗りましたが、駅のホームにも人影はまばらでした。移動を自粛している人が多かったのでしょう。東名など主要な高速道路の渋滞もほとんど無かったようですね。

京都の街に着いてみると…

駅前も人は少なかったです。駅のタクシー乗り場も、客待ちタクシーはたくさん待機しているのに乗り場に並ぶ人はほとんどいませんでした。新型コロナの前はこの逆でタクシー待ちの人の列が長く、タクシーが1台来てはすぐに出て行く状況。やはりだいぶ様子が違います。京都に来たものの、ウチの店は大丈夫だろうか…と不安がよぎりました。

今回も同じ「新風館」内にある「ACE HOTEL」に泊まったのですが、「ACE HOTEL」に着いてみるとなかなか賑わっていました。危険な密というほどでは無いのですが、ショップがあるロビーエリアや、バーにも割りと人が入っていました。食事でホテルの外に出てみると、通りを歩いている人はまばらで20時くらいでも深夜のようでした。

翌朝「ACE HOTEL」の朝食を取る広いルーフトップのレストランに行ってみると、先月の連休時くらい多くの人がいました。

店に出てみると、開店と同時に多くのお客様が来てくれました。予め私の京都入りをアナウンスしていたこともありますが、それ以外のお客様もたくさんご来店戴きました。結局、私がいた3日間は連日とても多くのお客様が訪れました。

同じ期間、「新風館」全体どの店も人が入っていて賑わっており、「ACE HOTEL」も終始多くの宿泊客がロビーやバーにいて活気がありました。でも夜食事に外に出てみると街はすごく人通りが少なく、お気に入りのフレンチだけは割りと席が埋まっていましたが、それ以外のお店は閑散としていました。みな美味しい店なのに…。

全体を見ると先月の連休時や今回のお盆休みも、「新風館」や「ACE HOTEL」、そして計4回NHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」で紹介があった「グローブスペックス京都店」など新しく話題性があるところ、私がお気に入りのフレンチなど、限られた場所には人が集まって賑わっていますが、他の多くの飲食店、ショップ、宿泊施設ではいつもとかなり違うお盆になっていたようです。

京都は数々の歴史的名所や景観以外にも、祇園祭や大文字焼きなどの折々の催しものに対して全国からも世界からも人が集まり、それを受け入れ盛り上げる宿泊、飲食、催しに関わるさまざまなもの作りや職人さん、施設、伝統技能に携わる方々などによって経済が回ってきていましたが、今は京都の伝統的な催しも中止や大幅な規模縮小を余儀なくされ、先にお話ししたような、いつもとは違うだいぶ寂しい街の様子になっています。

幸い「グローブスペックス京都店」は、テレビの好影響と京都の新名所となった「新風館」の話題性もあり、安全対策には気を付けつつ、多くのお客様にご来店を頂いています。

この新型コロナの影響は、簡単に終息しないことはもうみんな気付いていますよね。だから感染せず、感染させないために三密を避け、不要な移動も自粛すべきですが、つい最近ニュースになったGDPの大幅な落ち込みは由々しき事態です。渋谷の街の来訪者が80％減になった4月から5月はウチも大幅に業績を落とし、もう先行きどうにもならないかもと真剣に思いました。幸いその後回復してきましたが、今も大変な状況下のお店や施設もたくさんあると思います。そのGDPの相当大きな部分を個人消費が占めているのにそこが大きく落ち込んでいる状況が続いています。

今買い物も、飲食も、宿泊も、皆で安全に最大限気を付けながら、止めないようにして消費を続け、経済を回さないとダメです！ファッション、文化、もの作りやクリエイティビティなどみんなダメになってしまいます。

新型コロナに対して気を緩めないで、日々の生活を楽しめる消費と本当に両立していかなければならないですね！そのことを強く感じた今回の京都滞在でした。

滞在中は毎日、サングラスを合わせたファッションの提案をInstagramで行っていました。ここでもそれをご紹介します。