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BLOG - 小林孝行(flotsam books オーナー)

大家さんとこに家賃の交渉に行った話。その2。

photographs by SEINA @sss_seina_

こんにちは。
flotsam booksの小林です。

いやー。
続いてますよ。
自粛生活が。
家から出ない。
三密を避ける。
zoom飲み会とかしない。
リモートワークとかクソくらえ。
コロナ離婚しない。
諸々ですわ。
でね。
先日。
「俺は大家さんのところに家賃の交渉に行く!」
と。
思いついたところで。
もう終わった気になって。
はや幾日。
こうさ。
仕事できる人と。
できない人の圧倒的な差って。
この行動に移すまでの時間なんだよね。
とか言ってみたりして。
それは人生でも一緒だよね。
とか付け加えてみたところで。
現状なんも変わらない。

冷笑系っているじゃん?
一生懸命な人を見て。
失笑してる。
みたいなイメージなんだけども。
クソだな。
まじで。
冷笑するくらいだったら爆笑しなよ。
って思うけども。
中島みゆきさんの曲でさ。

ファイト

って曲があるじゃないですか?
その歌の詩でさ。
「あたし中卒やからね」
ってあるじゃん?
そこ???
歌い出し???
今。
俺のこのブログの読者全4人が。
ぽかーんとしたよね。
え?
ファイトの歌い出しってそんなだったの?
って。
いや。
違うんですよ。
違わないけど。
もうさ。
闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう。
っていう。
サビの。
一番大事なところが。
どうでもよくなってるよね。
いやいや。
どうでもよくなってませんけど?
俺が言いたいのはここですけど。
とは思ってますけど。
冷笑系ってさ。
闘う君の唄を笑うだろう「闘わない奴等」
のことなんだけど。
今。
ちょっと思ったんだけど。
笑うだろう?
だろう???
え?
まだ笑われた訳じゃないの?
被害妄想???
とかちょっと思ったよね。
思ったよね。
とか言われても。
知らないよね。
でね。
それはそれとしてさ。
あの。
ファイトってところをさ。
我が家では。
よいしょ。
に変えて歌うんですよ。
で?
とは思ったと思うけど。
え?
って思ったかもしれないけど。
よーいしょ。
闘う君の唄をー。
闘わない奴等が笑うだろーう。
???
とは思ったけども。
なんで?
とは我ながら思ったけども。
知らないよなあ。
この世のほとんどのことに。
理由なんてないよなあ。
とは思いますけども。

でね。
前置きが長くなったけど。
俺は。
大家さんのところに行く。
と決めたってところで。
昨日は筆を置いたんだけども。
筆を置いた?
面倒臭くなっただけでしょ?
なにカッコつけて筆置いちゃってんの?
とは思ったけども。
自問自答しちゃってますけども。
でね。
もうさ。
行くことにしたんですよ。
大家さん家に。
で。
まずは着替える。
これが大事。
そういえば思い出したけども。
死にたいって言ってる人に。
あるお坊さんが言ったこと。
って話を聞いたことがあって。
ちょっと長くなるけど話してもいいかな?
うーん。
やめとこう。
賢明。
俺、今日は賢明。
それはいいや。
また機会があったら書きます。
でね。
今日は。
これから大家さんとこに行くんですよ。
でね。
先を急ごう。
誰に言ってんの?俺。
とは思ったけど。
まあさ。
着替えてさ。
膝の出たスウェットと。
グンゼの肌着。
寝癖のままの髪。
無精髭を通り越した髭。
膝の出ないスウェットが発売されないかなあ。
ダサくてもいいから。
とは常々思ってる。
で。
色々頭の中でシミュレーションして。
シュミレーション?
シミュレーション?
どっち?
とは思ってるけども。

まず。
大家さんに会ったら。
「ぁ、あのー。」
と。
深刻に話し始める。
よし。
あとは。
会話を楽しみ。
流れに任せて。
家賃のことを切り出す。
完璧。
俺の計画。
で。

ウチから歩いて5分の。
大家さんの家に。
俺の店と同じ建物に住んでます。
大家さん。
まあさ。
あっという間に着くよね。
大家さん家には。
もうさ。
心の準備とかする時間もなく。
門を開け。
玄関の前に立ってるよね。
5分前まで。
家でぼーっとしてたのに。
思い立ったらすぐ行動。
と思って。
出てきた訳なんですけど。
5分後には。
見知らぬ他人の家の前で。
緊張してるよね。
でも。
もう俺の右手人差し指は。
ピンポンを押してたよね。
人差し指で押すとさ。
ピン。
つってさ。
指を離すと。
ポーン。
と鳴る感じの。
あれを。
ピン、、、、、、ポーーーーン。
つって。
溜めたねー、俺。
とか思う余裕はあったけど。
まあ。
それはそれとして。
誰も出てこないよね。
あれ?
外出中?
奥さんも?
自粛しろよ。
とか思ったけど。
「こんにちはー」
とか言ってみても。
返事がない。
ただのしかばねのようだ。
とか思ってみても。
なんもない。
で。
さらに大きな声で。
「こんにちはああああ」
とか言ってみたんだけど。
もうさ。
まず。
大家さんに会ったら。
ぁ、あのー。
と。
深刻に話し始める。
ってのを。
すっかり忘れてるよね。
深刻さゼロだよな。
大声で挨拶してるおじさんなんて。
とは思ったり。
計画がもうめちゃくちゃだ。
俺のドジ。
ドジってw。
わはははは。
ドジって久しぶりに聞いたわ。
はははは。
で。
ドジはいいな。
で。
もう一回。
ピンポーン。
って鳴らしたり。
ピンピンピンピンピン、、、、、ポーーーン。
とかやってみたり。
やりたい放題だな、41歳。
楽しくなっちゃったんだからしょうがない。
ダッシュしないタイプの。
ピンポンダッシュだなあ。
とは思ったりしたけど。
いい歳だぞ?
俺。
40超えた男性のやることか?
とは思ったけども。

何日か前から。
入念にシミュレーションして。
衣装まで考えて。
カート・コバーンまでイメージしてたのに。
やってることは。
ピンポンを何度も押しただけっていう。
で。
そうこうしてるうちに。
隣の。
工務店のおじさんが。
「どした?」
つって。
のこのこ顔出してきてさ。
うわー。
お前、全く関係ないじゃん。
とか思ったんだけど。
まあ。
一応お隣さんだから。
なんか知ってるかも?
って思って。
「大家さん居ないのかな?」
つったら。
「いやー、居るでしょ。」
つって。
心強いお言葉。
「こんにちわー」
ピンポーン。
ピン、、、、、、ポーーーーン。
つって。
ピンピンピンピンピン、、、、、ポーーーン。
つって。
俺とやってること一緒だしw。
工務店のおっさん、推定年齢52歳。
40代、50代が揃っても。
そんなもんか。

こう言われたら。
こういう風に話をしてみよう。
こうだったら。
他の例を持ち出して。
とか。
色々と。
シミュレーションしてきたけど。
まさかの。
不在。
居ると思うじゃん。
緊急事態宣言下だし。
しかももう。
話はだいぶ長くなってきたし。
もう。
続きはまた明日かな。
とりあえず。
みなさん、どうぞご自愛ください。
今、俺は家にいます。
あと。
よろしければ注文ください。

 

今日の写真は先月高校を卒業したばかりの若き写真家 SEINAさん。
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