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BLOG - 海瀬亮(urself / NICATA ディレクター)

徳之島へ行こう

2023 夏旅

今回は鹿児島県の離島 徳之島

徳之島(とくのしま)は、南西諸島の奄美群島のほぼ中央にある離島。鹿児島県大島郡に属し、徳之島町・伊仙町・天城町の3つの自治体で構成される。

希少固有種の宝庫として知られ、2021年7月26日に動植物の多様性が認められ奄美大島、沖縄島北部及び西表島と共に世界自然遺産に登録された。(wikiなどから抜粋)

 

毎度の事ながら羽田空港の駐車場の予約が取れず、まぁ盆明けだし普通に行けば停められるだろう!なんて悠長に構えていたのですが、前日出発で沖縄に行った友人家族から『羽田の駐車場に停めるのに3時間待って地獄だった』という悲痛な報告をもらい、午前8時フライトにも関わらず午前4時に羽田へ到着。

案の定5時過ぎにはP2は満車。。。

空港には朝早くから予想を超える多くの人。 早く出発して良かったねぇなんて話しながらチェックインカウンターへ。

JALのカウンターで手続きをしていると、

『お客さま…….. 大変申し訳ございません。お客さまが本日鹿児島から徳之島へ飛ぶ便が、機材整備点検で欠航になってしまいました。』と……

続いて

『本日の他の便での空きが1席ございますが、どなたか1名様だけ先に徳之島へ行かれますか??』と。

我が家は四人家族、子供も小さいし、流石にそれは難しいので4人同じ便にして頂く事に。

続いて

『翌日の鹿児島からの朝1番早い便で4名様ご予約できましたので、まずは鹿児島まで行って頂き、現地で本日のキャンセル待ちをしてください。羽田ではキャンセル待ちが出来ませんので。

なお、鹿児島にてキャンセル待ちが叶わなかった場合はご安心ください。鹿児島のJALスタッフが現在お客さま4名分のホテルをご用意しております。どうやら空港近くのホテルは空きがないらしく、空港から離れた市街地に近いホテルになってしまうようです。

この度はJALの都合により、貴重なご旅行の予定が変更になりまして誠に申し訳ございません。

詳細は改めて鹿児島のJALスタッフからご案内させて頂きますので、館内放送でお呼び出しさせて頂いても宜しいでしょうか?』などなど丁寧な説明を受け、まぁこういう事態は仕方ないので、とりあえず鹿児島まで飛ぶことに。

搭乗ゲート近くでも『今日は徳之島へ行けないっぽい』『キャンセル待ちで〜』と話す声がチラホラ。

皆さん我々と同じ境遇です。

 

鹿児島へは無事に到着。トランジットのはずが欠航及びキャンセル待ちになったので、とりあえず荷物をピックアップ。

呼ばれるはずの館内放送を待ちますが、音沙汰なしなのでカウンターへ。

怒っている人、困っている人、訳が分かっていない人。

カウンターは行列で、ようやく我々の番に。

羽田で受けた説明をお伝えすると

『キャンセル待ちですね?夕方まで待ってもらう事になります。待って頂いても乗れるとは限りませんのでご了承ください』

それはキツいなぁ、だってまだ午前10時前だもの。。。。

という事で家族で相談し、初日は鹿児島泊する事に決定。

その旨をお伝えすると

『は?? ホテルの用意??そんなサービスはしておりません』

この対応、普通だったら怒るんでしょうけど、我が家思わず笑ってしまいました(あの時の対応して頂いたスタッフ女性の『は??』の時の怒り顔を思い出す度に笑ってしまう)

えぇ〜〜あの〜羽田で聞いた話と違うんですけど〜〜とお伝えすると、

紙切れ1枚渡されて

『こちらホテルの一覧ですので、ご自分で電話して頂き、本日の宿泊先をお探しください。』と。。。

自分『あの、土地勘がないので、どこのホテルが良いでしょうか?翌日早いフライトなので空港に近い方が良いんですけど』と尋ねると

『ですからご自分でお調べください。』

ここで流石に少しカチンときたので、笑うのをやめて冷静に

『すみませんが羽田のJALの〇〇さんに電話して確認してもらえます?聞いてた話と違い過ぎるんで』とリクエスト。

(羽田で親切に対応して頂いたスタッフのお名前を覚えていたので)

するとヤベぇって顔をした鹿児島のスタッフさん

『少々お待ちください……..』

 

そこから5分くらい待って、女性スタッフが

『大変お待たせいたしました。今確認取れまして、羽田で御案内があったようです!』

 

『御案内??ご案内頂きましたよ。嘘じゃなかったでしょ?』

 

『いえ、あの案内ではなく、誤りの方の誤案内です!』

 

ここで自分も妻も爆笑

『誤案内ってややこしい言葉ですね〜。ですけどこれ普通だったらメチャクチャ怒られません?

結局どうすれば良いんですか?』と尋ねると

『お客さまだけ特別にご対応するという事が出来ませんので、大変申し訳ございませんがご自分で宿泊先を探して頂き、明日のフライトまでに空港へお越しください。この度は誠に申し訳ございませんでした』

 

旅っぽくなってきたね〜と妻と笑いながら手分けして結局ホテル探しをする事に。

空いてるのはお値段お高めの超高級ホテルばかり。

どうにかこうにかお高めですが素泊まりできるホテルを確保しタクシーに乗り込みホテルへ到着。

 

チェックインまで時間があったので、土偶を見たり、ホテル近くを散策。

暑すぎてすぐにバテたので、ホテルのロビーで高校野球観戦。

 

ようやく14時になりチェックイン

その際に明朝の空港までのタクシーを予約してもらおうとお伝えすると

『タクシーの予約は今からだと無理ですよ。』と。。。

どうやらコロナの影響で、人不足&車不足らしい。

これは困ったなと、レンタカー屋さんを調べて片っ端から電話。

こちらも1台も見つからず。。。。。

バスの運行もフライトには間に合わないし、電車もない。

どーする、どーする、呑気に土偶なんて見てる場合じゃなかったな笑

もうトムハンクスみたいに空港のベンチに泊まちゃうか〜と調べると、鹿児島空港は6時オープンで夜間利用出来ず。。。。。

チェックインせずロビーで2時間経過。。

いよいよどうしたもんかと、ホテルの前で試行錯誤していると、飛行機のパイロットを乗せたタクシーが到着。

送迎が終わったのを見計らって

『あの〜運転手さん、明日の朝って僕らを空港まで乗せて頂く事は出来ませんか??』

とことの始終を全て説明。

『ごめんね、うちの会社は空港関係者の送迎専門で一般客を乗せられないんだわ』

と。

そう言った後、おそらく自分の顔があまりにも不憫だったのか

『ちょっと待ってろな!』と言ってホテルのロビーカウンターへ。

少し待っていたら、『どうなるかは分からないけど、あんたの話は伝えておいたから。タクシー見つかると良いな!』と言って車で去って行きました。

 

さてどうするか。無い頭をフルに回転させます。

あ!!!そういえば友達の格闘家が年1くらいで鹿児島でセミナーやってたな!と思い出し、

格闘家に電話。

これこれこーで、こんな状況で と説明すると

『そりゃ大変だな!鹿児島の友達に送迎頼んでみるよ!誰かしら大丈夫だと思うよ!』と。

もう泣きそうになりました。

折り返しを待っていると、ホテルのスタッフさんが急ぎ足で近寄ってきて

『あの〜、朝5時にはなってしまいますが1台タクシー予約できましたが、いかがでしょうか?』と。。。

『マジですか〜〜〜!!!!ありがとうございます!!!何時でも大丈夫です!!』

という事で朝5時のタクシーを確保でき、無事にチェックイン。

動いてくれた友達の格闘家にも連絡して御礼。

徳之島に前進する事ができました。

京セラホテルの石橋さん、そして石橋さんに掛け合ってくれた空港関係者専門のタクシーの運転手さん

本当にありがとうございました!!

(多分ですが、空港関係者専門のタクシーの運転手さんがパワープレイをしてくれたんだと思います。)

 

ようやくチェックインし、腹ペコなのに気づき、しゃぶしゃぶ屋さんへ。

いちにぃさん のしゃぶしゃぶ、めちゃくちゃ美味しかったです!!

 

羽田に向かうのに2時起き、翌日も5時のタクシーという事で、クタクタで早めに就寝。

 

4時のアラームに気づくまで爆睡。

5時前にロビーへ行きチェックアウト。

タクシーも5時ちょうどに到着。諸々お礼を伝えて荷物をトランクへ積んでいると

『あの〜〜、この後このタクシーって空いてますか?』と赤ちゃんを連れた4人のご家族。

やっぱり困っている人だらけ。。。。

運転手さんに自分からもお願いしてみたのですが、9時まで予約がいっぱいとの事。

申し訳ない気持ちでタクシーに乗り込み、まだ暗い空港へ。

6時まで待って、カウンターでチェックイン

7時45分の便も無事に搭乗手続きに。

 

搭乗ゲート近くで案内を待っていたら、朝ホテルでお会いした赤ちゃん連れのご家族が!!

あの後、かなり歩いて偶然空いてるタクシーを見つけたそうで、無事に羽田行きに乗れたようでした。

心に引っかかっていたものもなくなり、いざ搭乗!!!

 

ようやく徳之島へ向かいます。

 

続く

 

 

 

urself

いよいよ発売

今回はMaison Birthさんとのコラボレーション

初のハットです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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