いまだ時差ボケ絶好調。
夜中4:30。眠れない夜はブログを書こうと思います。
ブランドをスタートして7年目。
先日、人生初のパリコレを終えることが出来ました。
ここまでこれたことは、一緒に乗り越えてきてくれたダブレットチームがあってこそです。
頼れるお父さん、スヤ神こと村上さん。
ダブレットの型数50ちょいのパターンは全て村上さんが一人で引いています。
それも何度も何度もトワルチェック、修正を繰り返しながら。
自分のわがままな注文や、ほぼ完成寸前をひっくり返して大幅な変更にも
「その方が良くなるのなら、やろうよ」
って、常に前向き。
自分のデザインが遅いため、そのしわ寄せが全部村上さんにいってしまう。
年末までに何日帰らないでやり遂げる日があったことか。
最終完成させてくれた、今までよりも良いクオリティ、新鮮に感じるサイズ感、完成度の高い仕上がりを前に一緒に喜んで。
自分は村上さんは世界一のパタンナーだと思っています。
そして、ニット企画生産をメインにオールマイティーに活躍する嘉納ちゃん。
今回、縁があってニットの機械メーカーと初めて一緒にものつくりをする機会があったのですが、自分の出したデザインは「プラモデルニット」
理屈としては作れるはず。って思って、嘉納ちゃんとあーでもない、こーでもないって作り方を考えて。
そして完璧な仕様書を作ってそのメーカーに話したところ、帰ってきた返答は
「作ることはできるが、そこまで労力をかけれません。なので出来ません」とのこと。
これに火がついた嘉納ちゃん。
「他の工場さんはみんな何度も失敗を重ねても、一緒に良いものを作ろうと努力してくれるのに。私たちは良い工場さんに恵まれている。悔しいので、他の工場でプラモデルニット、仕上げるね」
工場想いの嘉納ちゃん。とても滾っていました。
諦めない、完璧に仕上げたい、納得できるものを作りたい。
そんな嘉納ちゃんだからこそ、作りあげられたモノだと思っています。
そして、イシミン。
9月からダブレットで一緒に働いている期待のルーキー。
今回はイシミンの頑張りにも支えてもらった。
入ったばかりなので雑用や、来る日も来る日もトワル縫いが多い中、黙々と、けどスピーディーに丁寧に仕上げてくれたおかげで、修正をもう一回出来たり、本番の生地で仮縫いを何度もチェックすることが出来て。
そのおかげでとても完成度を上げることが出来ました。
まだまだこれから未知の可能性を秘めているイシミン。
一緒に頑張っていく大切な仲間です。
そして梶さん。
今回はスーパーサイヤ人ばりのスーパー梶さんになっていました。
パリコレ開催での海外との設営什器やスケジュール、さらにキャスティングまでのやり取りを全て把握して、こなしてくれて。
時差があるから夜中になるとパリからメール、DM、What’s upなどありとあらゆる通信手段から連絡が山のように来て。
夜は早寝、朝は早起きの健康優良児の梶さんが夜中の3時くらいに返事をしているのを見て、無理をしてくれていることに感謝して。
さらにパリに来る前にNY→LAと弾丸で店舗設営をしてくれ、そのままハードなパリに突入。
顔に出したり、弱音を一切吐かない梶さんだけど、今回はキツかったんじゃないかな。
けど、梶さんの持ち前の明るさに助けられました。
ありがとう。
最後にうちの奥さん、ヨーコ。
デザインの時期になるととにかく家に帰ってもずっとそれが頭にあって、話すこともその話題ばかり。
そんな混沌としている時期にすごい良いインスピレーションをくれるんです。
今回はヨーコも自分のジュエリーのデザインをしなきゃいけない時期なのに、その時間を削っていつも以上に助けてもらった。
ダブレットを客観的に見ることも出来、自分に思い切り全力でアドバイスをくれるクリエイティブ相談役。
飽きずに話に付き合ってくれて、ありがとう。
それ以外にも、食品サンプル(とても高価なもの)をパリへ完璧に届けてくれた後方支援の輸出王 豊田さんや、ショー会場の最高のビジュアルのグラフィックを作ってくれたズータカさん。
そして、僕たちを支えてくれている一緒にものつくりをしてくれている工場さん。
あげればキリがないほどの人が本気で関わってくれ、そのおかげでパリという大舞台で正式に発表することが出来ました。
目標はパリで三ツ星をとることだったけど、一緒に三ツ星を獲ることを共に頑張れる仲間がいることが、一番嬉しいことです。