BLOG - フイナム ランニング クラブ♡

the 4100d マウンテントレイル in 野沢温泉

はじめまして、フイナムランニングクラブ♡メンバーのミサです。(通称ミサミサです。)

この度ご縁があって、the 4100d マウンテントレイルin野沢温泉を走らせていただきました!

©︎The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉

 

走ることは昔から苦手で、フルマラソンもトレイルの大会の経験もほぼ無い私ですが、

なんと62kmを完走することができました!(拍手)

 

そんな私の、エントリーを決めた時から大会が終わるまでの心境を書いてみました。

 

<エントリー前> ~フルマラソン以上の距離の大会に出る人みんな変態だと思ってた~

ロングレースにエントリーする人たちはみんな変態だと思ってて、

私には全く縁のないレースだと思っていました。

なんでそんな辛い思いしてまで出たいんだろうと。笑

 

それが周りに唆されて完全にノリでエントリーしてしまったんです。

まぁいつでもDNFできるし、エントリーしちゃえ!って軽い気持ちで。

 

<エントリー後> ~あれ、なんだか完走してみたいぞ~

エントリーしたはいいけど、完走できるなんて全く思っているわけがなく

周りにも完走は絶対無理って言われてたし、何より自分自身が一番信じてなくて。

 

でも、周りのトレラン仲間が

私が完走できるためにはどうしたらいいのかすごく真剣に考えてくれたんです。

せっかく出るなら、完走した方が楽しいじゃん!って。

 

そんな気持ちが嬉しくて

段々完走してみたいなって気持ちが出てきて

いつの間にか大会に向けて練習している自分がいました。笑

(高尾のトラサルコースとか、まさかやる日が来るなんて。)

 

長距離を走ることはもちろん不安だったけど、レース自体の知識がないことも不安でした。

でも周りの友達がアドバイスを沢山くれたり、

最後には100マイラーの山本さんやクマちゃんが私のペーサーになってくれるとまで言ってくれて。。感涙

 

もうこれは完走しかないと、この時心に決めました。

 

<大会当日> ~レース前、楽しさと緊張で気持ちが疲れる~

会場には友達が沢山いて、写真なんかいっぱい撮っちゃったりして、

大会の雰囲気を純粋に楽しんでました。

 

 

でも自分の出走時間が近づくと、

出走直前まで靴紐結ぶことも忘れるくらい一気に緊張してしまって

これから10時間以上も走るのかと思うと発狂しそうでした。

私にとって未知の領域は楽しみじゃなくて怖さでしかないんです。

 

<第一セクション> ~温泉街走れるの楽しい!!けどやっぱりしんどいぞ~

いざ始まると、最初に走るコースはこの大会の名物、温泉街のど真ん中!

地元の人が朝早くから沿道で手振ったり声かけてくれて、走っててすごく楽しいのです!

(例年より応援の人は少なかったらしいのですが。。)

 

©︎The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉

 

そんなこんなで8kmくらいあっという間に走っちゃって、山に入ってすぐは渋滞続きでほぼ歩き。

その間くだらない話で笑ったり、川の水で手ぬぐい湿らせて涼んだり。

 

ここまではすごく楽しかったけど、

この後の急勾配の下りで完全に足がやられ

炎天下で走る山はひたすら体力と気力を持っていかれました。。

©︎The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉

 

あーまだ半分も終わってないのかぁという気持ちでなんとか第一セクションクリア。

 

<第二セクション> ~いつまで続くのこの登り・・・心が折れた第二セクション~

3つある中で一番距離の短い第二セクション。

14kmなんて、普段走ってる距離じゃんって完全にナメてました。

 

ひたすら続く坂、石段、石段、石段、坂、石段・・・。

©︎The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉

 

登りが苦手な私にとって、第二セクションは地獄でした。

ペーサークマちゃんが事前にストックを準備してくれたお陰で、なんとかクリア。

 

この時点でやっと全体の半分。

第二の途中、初めてDNFの言葉が頭をよぎったくらい本当に辛いセクションでした。

 

<第三セクション> ~未知の距離、初めての夜間パート、もう後は気力任せだこのやろー~

第二から戻ってやっと35kmくらい。残り25kmちょっと。

40kmが最長距離の私にとって、第三セクションは未知の距離で

しかも途中から夜間パートに絶対入る時間帯でヘッデン着けて夜の森を走ることも初めての経験。

私の身体の疲れはピークを越してたけど

こっから先寒くなるし熊が出るぞと脅されたけど

やっぱり絶対完走したくて、気合いだけでスタートしました。

 

途中で合流した仲間も混じって5人でワイワイスタートしたけど、

やっぱり40km超えたあたりから足がどんどん重くなってきました。

 

日が暮れてヘッデン装着していざ夜間パートへ。

初めてのナイトトレイルはすごく楽しくて!

光に寄ってきた虫大量に食べながらあっという間に森を抜けて長いロードの下りへ。

あと10km!ってなったら心が軽くなってやっと完走の実感が湧いてきました。

ゴールのシュミレーションなんかしちゃったりして。

(ストック片手に2本持って両手上げる、UTMBスタイル)

 

会場の明かりが見えた時は泣きそうになっちゃいました、堪えたけど。

 

<ゴール> ~みんなに完走させてもらいました。私もいよいよ変態の仲間入り~

完走タイム、14時間3835秒。

人間こんな長い時間走れるんだな。笑

 

フルマラソンも1回(ホノルルマラソンでサブ8

トレイルの大会出場経験1回(20kmのショートレース)

ジョグのペースは6:30/kmの私が

62km走りきりました。

 

なんで完走できたかというと

たくさん山に連れてってくれて

走り方や装備を教えてくれて

普段のジョグ練も楽しく時に厳しく付き合ってくれて

大会当日も遅い私のペースに合わせてずっと並走しながらサポートしてくれた

トレイル仲間のおかげなんです。

 

ゴールを迎えにきてくれたみんなの顔をまじまじ見ちゃうと泣いちゃいそうで

ちょっと塩っぽくしちゃったけど

本当はみんなに感謝の気持ちでいっぱいだったんです。

 

↑チームメンバーを待ってる大好きな写真♡

©︎The 4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉

 

<終わってみて> ~伝えたいこと~

大会が終わってから、みんなにすごいねって褒めてもらえて

40kmくらいのレースだったら不安なく出たい!って言えるようになれて

もっと色んな山に行ってみたくなって

新しいトレランの楽しさを知るきっかけになりました。

こういう気持ちにしてくれたのはこの大会のおかげだし、

何より出場のきっかけを与えてくれたフイナム♡には感謝しかありません。

(修学旅行気分で本当に楽しかった。。)

 

でも、決して一人で完走したわけではないんです。

関門、補給、装備、コース・・全部サポートがあってこその完走。

だから次こそは一人で走りきることを目標にしたいと思います!!

 

そして私なんか絶対無理っていうあなたへ。

へなちょこな私でも完走できました!

もちろんロードのレースとは違って、必要な知識や装備が山ほどあるけど

何より山をもっと好きになれるくらい、本当に大会って楽しい!

是非勇気を振り絞ってチャレンジして欲しいです!

 

長くなってしまいましたが、

最後にこの状況下でも開催をして頂いた大会関係者の皆様

本当にありがとうございました!

もっと山が好きになりました!らぶ!

 

また来年、帰ってきます!

アイ ウィルビー バック NOZAWA

 

ミサミサでした。

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