部長の榎本です。
11/10(日)に開催された「日光国立公園マウンテンランニング大会」に参加してきました。
2016年に第1回大会が開かれ、今年で4回目となるこの大会。
過去の参加者が軒並み絶賛するのをしばしば耳にし、いつか出てみたいと思っていましたが、今年ようやくその機会を得ました。
種目は40kmの部と17kmの部があり、僕が参加したのは40kmのほう。
初めてこの大会に参加した僕が、なにを見て、どんなことを感じたのか?
5つのポイントに分けてレポートしたいと思います。
■1)絶景に次ぐ絶景。トレイルランナー狂喜必至!
まずはこちらの写真をご覧ください。
トレイルランニングを嗜む人なら「自分もこんなところを走りたい!」と思わずにはいられないでしょう。
この大会のコースは景色の抜けがいい場所が本当に多い。
澄み切った青空に、雄大な山々。
そしてどこまでも伸びやかに続く一本のトレイル。
そんなトレイルランナーの大好物を、この大会では思う存分味わえます。
■2)気持ちよさとキツさがバランスよくミックスされた絶妙なコース設定。
こちらはコースの一部の旧スキー場跡地。
ついヒャッホーと叫びながら下りたくなる、その名も「ヒャッホートレイル」。
そんな気持ちのいい下りがあるかと思えば、ゼエゼエハアハア息を切らせて登らなければならないキツいパートもアリ。
その代表が、この大会の名物「天空回廊」。
この階段、段数はなんと1445段!
天空回廊というロマンティックな名前とは裏腹に、なかなかのエグさ。
階段を上り切る頃には心肺は限界に達し、脚はパンパン。
しかしその先には絶景というご褒美が待っています。
上りのキツさと下りの気持ちよさ。
それらがバランスよくミックスされているのがこの大会の魅力のひとつ。
40kmという距離もちょうどよかった。
ちなみに、今回3時間35分の驚愕のタイムで優勝した上田瑠偉選手は、この天空回廊をノンストップで駆け上がったとか。
ハンパねえっす。
■3)充実のエイドステーションで地元の名物を堪能。
エイドステーションには湯葉や水羊羹をはじめとする日光の名物があり、どれも美味。
あと、異常に美味しく感じたのが、梨!!
エイドのフルーツといえばオレンジやバナナが一般的で、梨はなかなか珍しい。
瑞々しくて水分たっぷりの梨は美味しいうえに水分補給もできて一石二鳥。
■4)世界遺産・日光の歴史の重みを感じる。
このレースの受付会場およびスタート/フィニッシュ地点は日光東照宮。
世界遺産としても知られるこの地が会場とは、なんと豪華で贅沢なことか。
しかもこの大会の開催時期は紅葉の最盛期。
ランナー以外にも多くの観光客が訪れていました。
■5)参加賞のTシャツはビームスがプロデュース!
この大会では参加賞としてTシャツがもらえます。
これが参加賞とは思えないほど洒落てる。
なんとこれ、ビームスがプロデュース。
そしてデザインはMountain Martial Arts(MMA)によるもの。
これはうれしいですね。
ちなみに、なぜここにビームスの名前が出てくるのか?
実は、このTシャツの製作を担当したビームスの牧野英明さんが栃木県出身であり、ランニングやトレイルランニングを通じて様々な縁がつながった結果、今回の参加賞Tシャツ製作に至ったとか。
同じアクティビティを通じて、ローカルにつながる。
そしてそのつながりをひとつのかたちにする。
とても本質的で素晴らしいことだと思うし、今後もぜひこうした取り組みを続けてもらいたいです。
なお牧野さんは社内でBEAMS RUN CLUBを主宰するガチなランナーであるとともに、当クラブの主要メンバーのひとりであり、僕らが今回この大会に参加することになったのも牧野さんとのつながりから。
このような素敵な機会を設けてくれた牧野さんに感謝。
★まとめ
噂以上に素晴らしい大会でした。
コース上では絶景が拝めて、トレイルランの魅力が満喫でき、運営はスムーズでサポートも手厚く、日光というロケーションならではの旅の情緒も味わえる。
これだけの要素が揃ったら、そりゃ人気出ますって。
自分は今回40kmの部で参加したけれど、観光メインで17kmの部をサクッと走るのもいいかも。
あるいは、仲間が参加してるなら、応援のために来るだけでも十分に楽しめそう。
それにしても、日本を代表する観光地のひとつであり、関東出身者にとっては小学校の修学旅行の定番でもある日光に、まさか大人になってトレイルランニングのレースのために訪れることになるとは。
そうした旅のきっかけをつくってくれることもトレイルランニングの魅力のひとつですね。
美しい自然や寺社仏閣など、旅のデスティネーションとして多彩なコンテンツを擁する日光。
トレイルランニングというアクティビティを通じてその魅力を再認識した週末でした。
また来年も出たいな〜
★おまけ
今回、当クラブから自分を含む10名以上のメンバーがこの大会の40kmの部に参戦。
概ね6時間〜6時間30分前後のタイムでフィニッシュしました。
メンバーの走力はフルマラソン3時間〜3時間30分くらい。
今後出場を考えている人は、完走タイムの目安をだいたいそれくらいで考えるとよいかと。
そんななか、メンバー唯一のサブ3ランナーである俊足の牧野さんを、フルマラソン自己ベスト3時間26分の山本が打ち負かすという珍事が発生。
文字通りジャイアントキリング、まさかの大番狂わせに現場は騒然。
「安定の二日酔いではあったものの、初めて真面目に走ったかもww」とは本人の弁。
ロードでの走力と、トレイルでの走力が、必ずしもイコールになるわけではない。
これもまたトレイルランニングの面白さのひとつですね。