編集部の常重です。
みなさん、服が壊れたらどうしていますか?
ボタンの紛失、ジップの故障、穴あきに色褪せ、汚れ…。
まあ壊れ方にもよるでしょうけど、“捨てずに直す”という選択ができているひとって多くはないと思うんです。捨てはしないまでも、諦めてそのまま着続けちゃう、とかね。
先日、〈ゴールドウイン〉が開催していたこんなイベントに参加してきました。

その名の通り、服の“リペア”イベントです。
このムーブメントの発祥地はオランダ。服をはじめ、家電などの生活用品を修理して生まれ変わらせる場として「リペアカフェ」というものがあって、オランダ全土で500を超えるコミュニティが存在するんだとか。
その活動に共鳴した〈ゴールドウイン〉が今年の5月から新たに始めた取り組みが「Goldwin Repair Club」なんです。
基本無料・セルフリペアを原則とし、縫製や圧着を誰でも⾃分の⼿で楽しめる場所。とはいっても素人がどこまでやれるのか…。裾のドローコードが目に見えない箇所でちぎれてしまったシェルを持って、いざ〈ゴールドウイン〉本社1階に特設されたイベント会場へ。

会場では「クラフトマン」と呼ばれる、〈ゴールドウイン〉でリペアを実際に担当しているスタッフが懇切丁寧に直し方を教えてくれます。
なので、ミシンなんて家庭科の授業ぶり…なんていうぼくみたいな人間でも安心。

まず縫製されている箇所を開くところから。
これも、どこをどんな風に切ればいいのか、クラフトマンがそばについて丁寧に教えてくれました。

開いてみるとやはり。
ドローコードの付け根が生地からちぎれていました。つまりこの部分を生地に縫い直し、開いた箇所をまた閉じればリペア完了というわけです。え、結構レベル高くね…?

糸はさすがのラインナップ。どんな服を持って行っても、対応可能な色数です。


さすがにここは…! という箇所はクラフトマンの手を借りて。


慣れない手つきでミシンの針を進めなんとか形に。
よっしゃ完成‼︎ と思って表側を見てみると…?

ガタガタしてるし、元の縫い穴から数ミリずれていました。まあ、及第点でしょう。
そして仕上げ。元の縫い穴にかるーくアイロンをあてると…?

ご覧の通り。完璧(?)です!!!
自分の手で直すと達成感がすごいし、よろこびもひとしお。より大事に、そして長く服を着ようという気持ちになります。
〈ゴールドウイン〉が考える持続可能な社会のかたちは「ブランドの壁を越え、直すスキルを分かち合うこと」。
というわけでなんとこのイベント、〈ゴールドウイン〉製品以外でも持ち込み可能なんです! 会社としての懐の広さ、そして社会問題に対しての向き合い方を窺い知れます。

ちなみに会場では残反を活用したワークショップも同時開催。空き状況によっては飛び込みでも参加可能なので、気になる方は青山の〈ゴールドウイン〉へ。
次回開催は6月19日・20日の2日間。以降も年に複数回開催を予定しているとのことなので、壊れた服をお持ちの方、捨てるという選択をしてしまう前に、いちどぜひこのイベントに参加してみてください。服への向き合い方が変わってくるはずです。
※リペアは予約制となるので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。