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BLOG - フイナム編集部

梅雨で鬱なら、映画。この8本に救われろ!

気温があがったせいでマスクは呼吸の枷となり、極めつけに梅雨。そりゃ五月病という言葉も生まれます。

フイナム編集部の須藤です。

去年まではわたしも、五月病だからね〜と言い訳のように使っていましたが、そろそろ年齢的にも、気分的にもそんなこと言ってられないと思いまして、脱するべく映画を探しました。

というか5月に限らず、鬱屈とした気持ちのときに観たくなる映画ってありますよね。今回はわたし的”脱鬱映画”を、6つのテーマで8本紹介します。

 

▼カラッと晴れやかな気分になる

『フレンチ・カンカン』(1954)/ジャン・ルノワール

言わずと知れたミュージカル映画の金字塔。200人くらいの女の子、つまり400本ものなが〜い足があがったりさがったり、スカートがぺろんしたりしなかったり。ひとがただ踊って舞うだけで、こんなにも心が揺さぶられるなんて!【Amazon Prime、U-NEXT】

 

▼お化け屋敷ばりに肝を冷やす

『黒い家』(1999)/森田芳光

大竹しのぶと西村雅彦がこちらを睨みつける、ちょっとクールでアーティなジャケットに惹かれて観たのが最後でした。とんでもなくおぞましい映像が襲ってきて、もう二度と観たくありません。が、ひやっと涼感たっぷり。【U-NEXT、hulu】

 

▼いっそ水を眺める

『スイミングプール』(2003)/フランソワ・オゾン

水も滴るいい女、出てきます。ハイレグ姿を足元から舐めるロングカット、あります。夏の匂わせ方がエッチ! オゾンの鼻の下が伸び出したのはこの頃だったと思う。とまあ、ふつうにいい映画なのでおすすめです!【U-NEXT】

 

▼踊ってぜんぶ忘れちゃう

『パーマネント・バケーション』(1980)/ジム・ジャームッシュ

自部屋で自己満はちゃめちゃダンス踊っちゃう感じ、めっちゃわかる。何者かになりたいのになりきれないジレンマ…大学生が観ると泣いちゃいます。ジャームッシュはどうしようもない感情を創るのがうまいな〜。【U-NEXT】

 

『台風クラブ』(1985)/相米慎二

建物を打ちつける雨風、夏休みの学校の知らない空気、折りあいのつかない気持ち、背徳感で脱いじゃう制服、白い下着で踊る生徒、BGMはわらべの「もしも明日が」…最高だー!【U-NEXT】

 

▼とにかく夏のことだけを考える

『冬冬の夏休み』(1984)/侯孝賢

ある男の子とその家族の夏休みの記録、とありがちな設定かと思いきや、これはちょっと訳がちがいます。台湾の独特な湿気や夜の艶っぽい感じ、シズル感たっぷりの台湾飯、と視覚的なすばらしさもありつつ、こどものちょっとした怖さや親族間のなまぬるい会話とか、胸に迫るところが多々ありグッとくる映画なのです。【U-NEXT】

 

▼なんそれ!

『茶の味』(2003)/石井克人

映画を構成するすべてのカットがちょっとおかしくて、でも愛おしくて抱きしめたくなる!唐突な朗読もダンスもぜんぶ理解してあげたい。じぶんの子供みたいな映画です。ブックオフのDVDコーナーに在庫ある率、85%です。【TSUTAYA premium、U-NEXT】

 

『ミロクローゼ』(2013)/石橋義正

山田孝之さんの凄さにおののきたいときに観ます。彼を心臓としてこの映画が呼吸しているのが、要所要所で感じられます。山田さん、どうかそのまま生き続けてほしい…【Netflix】

 

 

以上!忖度なく選んだら、配信サイトが偏ってしまいましたが、TSUTAYAのレンタルにはほぼほぼあるみたいです。雨にあたりながら借りに行ってみてください。

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