こんにちは、編集の石井です。
久々に映画館で映画が見たくて、『AKIRA』と『風の谷のナウシカ』の2作品を見に行きました。
どちらも好きで何度となく見たきた作品ですが、何気に映画館の大きなスクリーンで見るのははじめて。コロナ禍の影響で新作映画の上映が見送られる中、ある意味貴重な体験となったわけです。
とくにナウシカ。マスクなしでは生きていけない汚染された世界を舞台にしていて、作中のキャラクターたちは皆、マスクを着用しているんですが、それを見ている我々観覧者もまたマスクをしているっていう…。なんとも皮肉といいますか、アニメの世界と現実がうっすらと交差していて少しゾッとしました。
ネットの一部ではすでに「王蟲（オウム）の暴走」、そして今回の「マスクなしでは生きていけない世界」をナウシカが予言・的中させたと話題になっています。偶然にしてはよくできた話ですよね。占いとか予言、オカルトといった類のものは一切信用していませんが、にしてもなんだか怖いなあと。
岡田斗司夫さんのこのナウシカ解説面白かったっす。とくに王蟲のセル画のところ。詳しくは動画を見ていただきたいのですが、CGがない時代にここまで手間暇かけてつくったのかと驚愕します。あの王蟲のダンゴムシみたいな動きを、自然に、かつ迫力満点にセル画で表現する宮崎駿とジブリよ。感動しかないっす。
映画版『風の谷のナウシカ』は原作2巻までの話。続編については庵野秀明がやるとかやらないとか、そんな噂もありますね。確かに続編も見たいけど、やるなら原作通りのものが見たいかな。とくに7巻ね。あれはあれで、そのまま1冊を1本の映画にして欲しいくらい。シン・ナウシカも興味あるけど、ね。
