11月にひかえた大統領選を前に最も混沌としているアメリカで、アメリカ合衆国の国有地が企業の営利目的により搾取されている現状を、保護を訴えかけるジャーナリストや自然との共存が生きる糧であるネイティブアメリカンの視点から撮影されたドキュメンタリー映画を先日公開に合わせてみた。
オバマ政権の大統領特権で国有地保護が決まったユタ州ベアーズ・イヤーズ国立公園。トランプ政権になり、保護に対する予算を大幅削減され、1歩前進し3歩後退の状態。このフラストレーションはかなり大きい。ドキュメンタリーで他、焦点になるネソタ州バウンダリー・ウォーターズの永久破壊、アラスカ州北極野生生物国家保護区の土地売却。
国有地を流れる川で泳いだり、遊び、広大な自然を散策する日がオイル企業の営利の為に搾取される切迫する危機。アメリカ国民一人一人に帰属するべきである国有地の保護。その観点からも今度のアメリカ大統領選挙は、今後のアメリカの方向性、将来を形成する。
製作総指揮は、ロバート・レッドフォードで共同製作指揮は、登山家でアウトドアブランド『パタゴニア』の創業者ヴォン・シュイナード。監督には長編ドキュメンタリー作品『No Man’s Land 』(2017)のデヴィッド・バイアス。
興味がある人は、是非。