BLOG - TATSUO HINO(メディア / ファッションコンサルタント)

NICE HAIR MAX. – MATT BLEASE

コロナ後に今後の動きは。。。。新若世代からの環境への触発活動、そしてBlack Lives Matterマイノリティ人種への差別問題とコロナによるグローバリゼーションへの不条理さと不快。コロナ前に戻るコトは考えにくい、ましてやそれに戻りたいと思う人があまりいないのであれば、戻るコト、必要性もないのだろう。

コミュニティの大切さとその価値。先週、ロンドンを拠点に活躍するイラストレーターのマット・ブリーズから知り合いの床屋とこんな取り組みをしてみたという連絡が入った。マット・ブリーズは、Apple, Marni, BEAMS T, The New Yorker, Rapha, Nike, Patagonia 等をクライアントにもつ、大きな仕事をこなす人気のイラストレーターである。

彼が居を構えるスタジオの近くにある床屋を運営する3人兄弟と仲良くなり、好きなスニーカーの話がはずみ、彼らがいつも着用している黒のコーチジャケットを素材にしたイラストを描き、撮影のアートディレクションまで行なったらしい。

この床屋『Ismail’s Barber Shop』は、1979年に彼らの親父と伯父が営業を始めて以来、コミュニティに根付いた床屋としてローカルに愛されたスポットだったが、ビジネスを引き継いだ子供達が多くの著名人やTV/スポーツ選手がわざわざ足を運ぶまでにヒップにした。彼らの宗教であるイスラム教への尊敬と遊びココロ、そして愛して止まないスニーカー。

マットのイラストをフィチャーしたコーチジャケットを黒白で販売、床屋で購入すれば、散髪代はタダとか。

NIKEへのイラストも多く手がけるマット。スウッシュへの敬意を込めたイラスト、かなりやった感がありますが。。。このコミュニティ感、大切にしてほしいなと思います!

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