最近嬉しい吉報が届いた。Country of Originというニットウェアブランドのコレクションを見にいったのは、彼らが小さな鉄道下にあるアーチウェイを借りてブランドとして始動した頃。芯が強く、やりたい事がしっかりしていた印象を鮮明に覚えている。
おそらくそこから約6年ぐらい、連絡もなく突然最近連絡が。クオリティーの高いニットウェアをイギリス国内で作り、新造形主義(Neoplasticism)のモンドリアンに触発されたような色使いを特徴としたモダンニットウェアブランドの確立が彼らのテーマ。
そのベン君から、英中部地方レスターシャー(Leicestershire)に簡易的だけど、ニットの熟練工と一緒にプロダクションをする工場を設立したと連絡が届いた。レスターシャーのウィグストン(Wigston)はニット生産地として有名な街だったが、時代の流れと共に産業が廃れた背景がある。ただニットの熟練工は、多く未だに残っている地域であり、その人達の雇用も含めて地域と産業の復興を小さながら貢献するという意味合いがありこの地を選んだらしい。
着実に数年の年月を隔てて、ビジョンを具体化してきたブランド。今は、Bergdorf Goodman, Le Bon Marcheなども含めて日本の伊勢丹やBEAMS, SHIPS等で展開があるらしい。
オススメは、このニットチョアジャケット(ワークウェアジャケット)。イギリスの無骨さと彼らのモダンなデザインアプローチが融合されていて良い肉厚感もあり、愛用しています。