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The edge of democracy – 『ブラジル−消えゆく民主主義』

先日、Netflixで配信されているブラジル映画『The Edge of Democracy』を観た。邦題は、『ブラジル−消えゆく民主主義』。今、BREXIT (EU離脱)で揉めているイギリス。英国新首相ジョンソンの唯我独尊ぶりは、市民だけでなく野党3大政党が与党保守党へEU離脱に対して、合意なき離脱は法に反するという立法を通すまでとなった。10月31日に設定された離脱への期日。合意のない離脱を臨む強硬策を掲げているジョンソン。その方針に対して、反対した21人の保守党議員を政権から除籍するなど、民主主義への攻撃だと当然非難されているのだが。

ジョンソンは、法自体も無視するのでは?と心配されており、実兄弟の議員であるジョー・ジョンソン議員も家族の絆どころではないと、辞任し混沌とした日々になっている。

民主主義とは?と疑問することが必然的に増えた。世界的には右の台頭の潮流があり、トランプ大統領、ジョンソン首相を筆頭に、この嫌な傾向が明確に見える。

この映画は、ブラジルの変遷、軍事主義から民主主義への希望と葛藤。リーマンショック時は、新経済大国として世界経済大国8位まで登りつめたブラジル。三権分立の境目がなくなっていき、裁判所と政治家が癒着し、今は極右政権が掌握している。この映画を撮影した監督ペトラ・コスタ曰く、民主主義が機能している時は、資本家が怯えている時だと語る。

この映画を見て、英国も他人事では無いと。是非観るべき一本ではないかと。

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