BLOG - TATSUO HINO(メディア / ファッションコンサルタント)

British Vogue – セプテンバーイシュー

メーガン妃が英国版『BRITISH VOGUE』のセプテンバーイシューにゲストエディターとして『時をかえる力(Forces for CHANGE)』という特集名で号を手がけた。英国王室とVogue誌の関係は深い。ダイアナ妃が以前表紙を飾ったのは覚えている人もいるだろう。

今回の表紙は、世界的に注目されながらポジティブな影響を与える15名の女性達。アジョア・アボアーの様な旬なモデルからロイヤルバレエのプリンシパルダンサー、フランチェスカヘイワードまで蒼々たるメンバーだが、特にニュージーランドの150年に渡る政治史で最年少の37歳3か月で首相に就任した『ジャシンダ・アーダーン首相』、2015年の夏から登校拒否をし、スウェーデン議会前に座り込む抗議活動を開始し、「気候変動のための学校ストライキ (Skolstrejk för Klimatet)」と書かれたプレートを掲げ、一人っきりで座り込みを始めた環境活動家の『グレタ・トゥーンベリ』、トランスジェンダーでありLGBTの擁護を主唱する女優/活動家の『ラバーン・コックス』等がミレニアル世代とZ世代への将来への布石として直面している問題について語りかけている。

英国の2017年の総選挙では1992年以来最大の投票率68.8%と若い世代の政治への関心が例年増えてきている。『BREXIT』の影響も大きい結果だろう。僕らの世代で動かないと世の中は惰性の道を行くのみ。

グレタ・トゥーンベリ』さんのお陰で、私の息子が通っている小学校でも環境と人間の共存を考える取り組みを考えようと、政治メッセージのあるプラカードを作って登校していった。

近年、時代と共に色々と大きく変わった『British Vogue』。

今からはもっと考えないと、とにかく考える。シンプルだが一番大切な人間らしい人間の活動。

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