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代官山蔦屋で開催されている KINO – ヤマウチコウスケ展

 

 

熊本発、GRAIN ON SKATEBOARDSを主宰するヤマウチさんの個展です。その昔、インスタグラムに投稿されていたとても綺麗な木のスケートボードの画像をきっかけに一方的にチェックしていたところから始まり、当時勤めていた会社の熊本新店ができるタイミングでぜひ取り組みをということで提案して開店企画を一緒にやっていただいたこともあったヤマウチさん。

 

今回はいつもの木工とスケートボードの組み合わせで往年の名作映画に出てくる車を表現した作品。

 

 

 

 

最近テレビでもちらっと気配を感じたBTTFモチーフのピースが個人的優勝でした。デロリアンじゃなくて「トヨタのトラック」、カスタムされたハイラックス。
足を運ぶ前から画像で見てはいたんですが、実際に見て感じるサイズ以上の存在感は嘘じゃない職人技の結果なのだろうと思いました。継ぎ目の位置や向きまでしっかりと意図を感じる細かさです。

 

 

 

 

今回の作品を撮影したフォトカードセットはパッケージも映画みがあってぬかりない仕上がりです。
展示は8月3日(水)までということなのでいまのうちにどうぞ。

 

 

ついでに気になる展示をまとめて見終わるウィークでした。

 

 

 

 

世田谷美術館、絵本作家・わかやまけんさんに関する展示
子どもの頃にさんざんお世話になった『こぐまちゃん』シリーズの作者さまです。

 

初版は自分の親の生まれ年とほぼ同じ、もうすっかりロングセラー名著の域に達するシリーズですが、そのほかの作品も含め、背景や制作過程のリトグラフや描き分け原画、面付けの資料が多くて学びが深く、子ども向けと侮るなかれの内容。
わかやまけん氏はグラフィックデザイナー出身。最近は型染職人の方やこのように絵本作家さんや、グラフィックデザインの世界からもう一歩ジャンプした先で大成する方の話に触れる機会が(個人的に)多い気がします。転身の理由はご本人の興味であったり周辺の人々との絡みの関係、時代の要請などいろいろあるんだと思いますが、幅広い表現の素地としてデザインの学びは意義深いのだなあと感じます。

 

しかし子どもを相手にする絵本というジャンルの難しさ。消費者の心を掴もうとする商業芸術としてのデザインとある意味では同じ作業なんですが、これだけ長くしっかり子どもの心を掴んでいる、商材としての完成度の高さにもまた感服でした。

 

 

 

 

図録も買わずにはいられぬでした。

 

もうひとつ。

 

 

ワタリウムの鈴木大拙展にも行きました。
行ってよかったと思っていますが、自分の表現の範疇ではこの展示のことは語れないのでやめます。

 

 

今週はアラン・メンケン大先生が来日されてのブロードウェイヒッツの予定でしたが大先生がコロナ陽性とのことで急遽延期に。
もちろん残念ではあるのですが、ご高齢のアラン・メンケン大先生。ゆっくり確実に回復していただいてその後に改めて公演をしてくださればと。

 

 

最近は裏方ものや準備中のものが多く、仕事関連の話が全然出てこないのですが、働いてはおります。

 

 

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