アメリカ陸軍の寒冷地向けのオーバーコートであるフィッシュテールパーカー。明日木曜に渋谷PARCOで開催中のポップアップ会場にスペシャルなヴィンテージが複数入荷するため、実物をご紹介しながら年代ごとに比較していきます。
⒈1940年代 M48パーカー
モッズパーカーの原型でもある1940年代に数年だけ生産された幻の逸品。
①左袖のペンポケット
②首元まで斜めに伸びるフロントジッパー
③一枚袖で作られた綺麗にドロップする袖
⒉1950年代前半 M51パーカー
朝鮮戦争で採用され、極寒地で利用された機会が多かったせいもあり、綺麗な個体がかなり少ない品。
①フード一体型
②肩にエポレット
1951年製造の初期型は生地とジッパーが通常と異なります。
①コットン100%のコットンサテン生地
②タロン社製のジッパー
1950年代後半から1960年代前半はコットンとナイロン混合のポプリン生地で上記より薄く軽く改良されています。
こちらは非常に貴重な未洗い未使用のデッドストック、しかも最小サイズのXSです。
⒊1960年代半ばから1980年代後半 M65パーカー
①着脱可能なフード
②肩にエポレットはなく右胸にパッチ
1965−71年の7年間だけ製造された初期型の特徴はこちら。
以上のような変遷を遂げていきます。
命を守るために進化した機能美がヴィンテージミリタリーの魅力のひとつだと思います。
スペシャルな品をポップアップで先行発売
上記でご紹介したスペシャルな品はポップアップ会場で明日木曜12時から先行発売。
今週土曜21時にオンラインショップでも販売が解禁されます。
毎日19時までオープンしていますので、実物が揃って比較して見れるこのタイミングにぜひお越しください。