春が近づくとブルーデニムが履きたくなるのは気温だけのせいではない気がします。リーバイスのヴィンテージ、僕がいま普段履きしてるのは、こんなデニムたち。
そう1980-90年代の505です。
501と同じストレートデニムに分類はされますが、膝から裾にかけて細くなるテーパードが特徴。
同年代で比較するとウエスト34-36インチの場合、平置きでの裾幅は501が22-23cm程度に対して、505は20-21cm程度と狭くなっています。
この裾幅の狭さが履いた際に大きな違いを生み出し、ボリュームあるスニーカーやブーツを履いた際に綺麗なクッション、つまり”ため履き”ができるのが505。
ウエストが32インチ以上の場合、レングスも30ではなく32インチや34インチである場合がリーバイスは多い傾向にあると思いますが、身長が178cmある僕でもレングス34は長すぎ、32は501だと靴を覆い隠すような感じになってしまうため、505の方が綺麗に履けて好きです。
日本の男性の平均身長が170cmくらいですから、リーバイスの501を裾上げせずにオリジナルレングスで楽しむ場合、生産数や残存数が極端に少なくなる表記でレングス30以下を探さないといけなくなってしまい、これに年代や色落ちを加味すると価格も今はとんでもないことになっていきます。
比較的小柄な藤原ヒロシさんやNIGOさんが1990年代にヴィンテージのリーバイスは501ではなく505を好んで履いていた理由はこのあたりにあると推察してます。
特にウエストをジャストサイズではなく3-4インチアップさせて履くと、ウエストやワタリは大きくなりますが裾幅はさほど広くはならないため、よりテーパードしたシルエットが強調されます。
505はそんなにテーパードしてるかな?とお感じの方は過去に履いてきたサイズがジャストに近かったかも知れません。
●オンラインショップでオススメを発売
今週土曜21時に色落ちとサイズを厳選した505と枯渇化してきた珍リーバイスをオンラインショップで発売します。
デニムは時代感が履くサイズに色濃く反映される品だと思います。
太めを縛って”デニムをスラックス化”する新しい楽しみを試しにチャレンジしてみてください。