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[第20回 モッズコート入門]初期型は何が違う?M65パーカー年代別比較

今週土曜21時は今シーズン最後のモッズコートのオンラインショップ入荷日ですが、古いモデルも海外から多数入荷したため、年代別に実物を比較しながらご紹介していきます。

●初期型 First Model / 1965-1971年

①右胸にパッチなし

[M]m65 parka_Silver Zipper First Model

②アルミニウム製のシルバージッパー搭載

③内側の白いタグは小さめ こちらは1968年製

私もそうですが、古着屋のオーナーさんが初期型First Modelを好んで私物で着用している場合が多いです。

ただ古いから良いわけではなく、ジッパーの色がシルバーに変わるだけでずいぶんと雰囲気が変わり、少しクールな印象になるのが魅力でもあります。

●1972-1980年代半ば

①右胸にパッチあり

[M]m65 parka

②真鍮製のジッパー搭載

③内側の白いタグは大きめ こちらは1983年製

色の濃い品を中心にほんと出なくなってきましたね。。

男性にはSサイズが数年前は人気でしたが、今シーズンは皆さん少しボリュームあるサイズを探されているため、170cm前後の方にはMサイズ、180cmそれ以上の方にはLサイズに人気が移り変わってきています。

●Last Model / 1980年代後半

①右胸にパッチあり

[L]m65 parka_Plastic Zipper

②プラスチック製のジッパー搭載

③内側のタグは大きめ、色はオリーブ こちらは1988年製

古いから良い、のではない、代表格かと。

このオリーブに塗装されたジッパーやインナーのタグがミリタリー感いっぱいで個人的にも好きな品です。そして数が少ないです。

20年に渡るベトナム戦争とその後も利用されていたM65パーカーは、このように変化を遂げていきます。

毎年大量に扱うからわかることも多く、まだまだ知らないこともある魅力的なミリタリーアウターです。

サイズ感、色、年代の違いで、買い足しているお客様も多く、モッズパーカーの格好良さと万能さは多くの人の心を捉えて離さない名作なんだなぁ。と今シーズンも感じながら、楽しく扱っています。

今週土曜にオンラインショップに入荷

デッドストックや初期型モデルなど、オンラインでの販売を熱望いただいていた貴重なモデルも含めて、大量にオンラインショップに入荷します。

デニムと同じようにすべて1点ものに近いヴィンテージ。お探しの方がピンとくる運命の1着との出会いを願っています。

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