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[珍ラルフ探訪紀 第42回]絶滅危惧種の太畝コーデュロイパンツの初期型は何が違う?

今年の春夏に人気を博したヴィンテージ ラルフのツータックパンツの初期型ですが、チノ生地よりぐっと数は減りますが太畝コーデュロイパンツが存在します。

そう冬の寒い季節にぴったりの履いて暖か、触って暖かな一本です。

私はヒップに例のパッチがつくタイプを中心に80-90年代にのみ生産されていた品のさまざまなカラーを愛用していますが、90年代後半以降の品(比較的見かけることの多いANDREWというタイプ)のデッドストックをたまたま手に入れたため、初期型モデルと比較してみました。

1.ヒップのパッチ

ステューシーもサンプリングした例のプリントパッチがUSA製には付きます。以後は刺繍に移行されていきます。USA製の中でも古いタイプにはパッチなしのタイプも存在します。

2.腰回りの太さ

体感的にはUSA製の方がゆったりしていて、テーパードがきいていることはわかっていましたが、並べてみてよくわかりました。

お尻や腰の部分のカーブが全然違いました。

ANDREWについては、履かずに古いタイプをリコメンドするのも説得力にかけるため、履いては見ましたが腰回りとシルエットが細すぎて、やっぱり自分は履かないなあ、と感じてしまいました。。

2000年代以降はディオールオム、ラフシモンズ、トムブラウンなどデザイナーブームの到来とともにルーズフィットが流行からはずれたタイミングに該当するため、ラルフのパンツもこのANDREWのようにタイトなシルエットにチューニングされていったのかも知れません。

オススメの履き方

①ウエスト

ジャストサイズより2-3インチアップして軽くベルトで縛って履くと、テーパードのシルエットがより綺麗で、ゆったりしたトップスとの相性が良いです。

②レングス

ジャストサイズより1-2インチ長かったとしても、裾幅が狭いためクッションが入ります。いわゆる裾をためて履くことができます。

どうしても長すぎると感じた場合は、通常のシングルステッチで裾上げして1-2回洗えば、デニムの裾上げのように気になることなく、自然に馴染みますのでご安心ください。

本家のサンプリングや復刻が続くなど、ヴィンテージのラルフローレンの人気が高まってきていますが、USA製のツータック太畝コーデュロイパンツのような今のスタイルにマッチするアイテムは絶滅危惧種です。

コーデュロイパンツのヴィンテージといえば、ほかにはリーバイスのシルバータブか519あたりしか浮かびませんが、前者は太過ぎややダラシない感じ、後者はブーツと合わせるには良いですがボリュームあるスニーカーには細過ぎます。

なので、ラルフローレンが気分です。

今シーズン、現行でも復刻されていますが、ディテールやシルエットが異なり、3万円台前半の価格となっています。

今週土曜21時に厳選12本のヴィンテージが入荷

前回も好評で即日完売となりましたが、オンラインショップに今シーズン最後の入荷。

探すとないことに気がつくゆったり履けるサイズ感の品を中心に、定番のブラウン系から、珍しいグレーやブラック系まで、オススメの品ばかりを集めることができました。

もちろん、モッズコートなどのミリタリーやアウトドア系のアウターとの相性も抜群です。

Vintage Polo Cords

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👉 インスタライブでも解説しました

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