秋冬に履きたくなるのは黒いスラックス。ヴィンテージのアイテムは今は見ることのできないディテールがあり、見ているだけでワクワクします。何本かご紹介します。
● Levi’s Tapered Slacks
リーバイスがブルーカラーの労働者向けではなくファッションユースとして1960年代にのみ発売していた生産数が非常に少なかった幻のテーパードスラックス『GRIZZLY GAB』。
紙タグ付き、しかも、ブラックの未使用のデッドストックが出てくることは非常に希。
上質なコットン100%を使用し、内部含めて丁寧な縫製と美しいシルエットが魅力。当時ならではの特徴であるシルバーのアルミ製のジッパーが搭載されています。
LEVI’S Sportswearのネームとスポーツ選手のイラストが金糸で描かれた黒いラベルがインナーに燦然と輝き、デニムと比較して当時の高級品であったことが推察されます。
●Levi’s Action Slacks
リーバイスの都市型ラインとして1990年代に人気を博したアクションスラックス。
こちらは今から約30年前の1993年製のロケット型のタロン社製のジッパーがつく初期のタイプ。
ポリエステル100%の素材が生み出す光沢がとても上品で、シルエットも太い腰回りから裾に向かってテーパードしていて美しいのが魅力。
ディッキーズより素材がヒラヒラとしていて、5ポケットタイプのポリエステルパンツ(例えばリーバイスのスタプレ)よりデザインがゆったりとしているため、カジュアルさが控えめで上品なんです。
●Vintage Slacks 1950s
PATWIN社製のジッパーやフロントのスナップボタンのディテールから想定するに、1940年代から1950年代にアメリカで生産されたヴィンテージのウールのブラックスラックス。
インナーにタグがないことや、コインポケットやベルトループの縫製が手作業の温もりを感じられ、オーダーで生産された品かも知れません。
●Vintage Slacks 1950s
ボタンフライ、インナーのタグから想定するに、1940年代から1950年代にアメリカで生産されたヴィンテージのウールのブラックスラックス。
よーく見ると縦に織りが入った高級感のあるウールの生地が使用されていて、ツータックが美しいバルーン状のシルエットを生み出します。
インナーにある『Dress』の刺繍のタグ、コインポケット、裾裏に補強の当て布が付いているのも嬉しいディテールです。
●Vintage Slacks 1970s
1970年代にアメリカで人気を博したアイロンが入らないパーマネントプレスのタグがつく、コットンとポリエステルを混合した光沢感がある品の良いスラックス。
古いスラックス特有のディテールであるシルバーのアルミ製のジッパーが搭載。テーパードが効いた美しいシルエットのため、ニットやシャツだけでなく、リバースのスウェットやフーディに合わせてきれい目にまとめてもオススメです。
今週土曜21時からオンラインショップで販売
ヴィンテージを中心としたコーディネートを小綺麗に見せてくれるブラックパンツ。
ブラックは人気カラーで全体的に球数も少ない貴重な品々。歳を経ても長く着ていける魅力があります。
今週土曜21時からオンラインショップにまとめて販売します。貴方はどのタイプがお好きですか?
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