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[珍ラルフ探訪紀 第24回]比べてわかった!定番のポロシャツ、USA製はポニーの大きさが違う

ブランド設立55周年のラルフローレン。80-90年代の黄金期のアーカイブは“Vintage Polo”とも呼ばれファンも多いです。特に誕生50周年を迎えたポロシャツは、USA製をモデルにグアテマラ製で復刻した”original fit“が今年の春に発売され、23,100円と高額にも関わらず完売。70−90年代にのみ生産されていたUSA製ヴィンテージの人気が高まっています。

<USA製ヴィンテージの特徴>

1.小さめのポニー刺繍

今年anyteeでたくさんのヴィンテージのポロシャツをご紹介する中で発見がありました。それはポニーの刺繍が近年のアジア製や現行モデルと比較して、USA製は小さいのです。

左が近年モデルで3cm、右はUSA製で2.5cm。約8割の大きさです。

これは偽物が多数流通しているポロシャツで正規品であることを示すために、より立体的にポニーの刺繍を施すようになった背景があるのかもしれません。ミニポニーは初期の証なのです。

2.身幅広めのボックスシルエット

アジア製や現行モデルと比較して、身幅広めでバックテールが長めのシルエットが特徴。

表記よりもワンサイズ大きめの実寸です(例:USA製のL表記はXLに近い実寸)。ボックスシルエットでゆったり着れるため今風のコーディネートにマッチするのが、本家やビームスがアーカイブを復刻する理由なのでしょう。ただ、ポニーの刺繍を小さくした復刻は実現されないようです。。

3.カラーボディの美しいフェード

当時ならではの綿糸、縫製、染料の組み合わせだから実現する独特のカラーとフェードが魅力。チャンピオンのリバースウィーブのそれを想起させる美しさです。

ミニポニーがついたボックスシルエットのポロシャツを少しルーズ目のサイズを選び手持ちの服と合わせ、フェードを楽しみながら経年美化も鑑賞できる。久しぶりに、Tシャツ以外に集めたくなるヴィンテージと出会いました。

<コーディネートのポイント>

ショーツに合わせてもTシャツと違ってラフになりすぎませんし、秋冬はラルフの昔の広告にあるように重ね着の色合わせも工夫しながら、通年で楽しめます。わりとちゃんとしたオンライン会議など、仕事着としても活用できるのもありがたいですね。

<価格高騰の可能性>

USA製リバースウィーブの高騰が記憶に新しいですが、近年の生産品とのディテールの差があり、フェード含めたヴィンテージの要素があるなど、ラルフローレンUSA製ポロシャツは高騰していく可能性があります。

チャンピオンのリバースウィーブとラルフローレンのポロシャツは当時も今も定価は同じくらいですが、USA製のヴィンテージの相場についてはまだまだひらきがあり、これが小さくなっていくかも知れません。

しかも、リーバイスやチャンピオンと比較してラルフローレンがUSAで生産していた期間は四半世紀もなく、ごく限られた期間。他国生産の期間の方が長く、そして大量に存在するため、USA製の希少性がより輝いて見えます。

<今週土曜にオンラインショップに入荷>

定番の白から秋にも活躍するカラーリングまで、USA製のポロシャツが今週土曜21時にanyteeのオンラインショップに入荷します。

毎回人気カラーや大きめのサイズはすぐに完売してしまいますので、お探し中だった方はぜひチェックしてみてください。

 
毎回完売する”BIG POLO”も。
 

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