1950年代のヴィンテージのタックショーツ。もちろんmade in USAです。
こちらは1910年設立の「ボーイスカウトアメリカ連盟」のショーツなんです。道徳・人格的発達、肉体と精神の健康促進を目的に、7~21歳のメンバー約220万人を抱え、若者を対象とした非営利組織としては全米最大規模を誇ります。
出身者には、宇宙飛行士アームストロング、映画監督マイケル・ムーア、ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグなど、数多くの著名人がいます。
TALON社製のアルミジッパーを搭載、細く長いベルトループ、深めのタック、美しく出たパッカリングやアタリなどフェードした生地感も素敵です。
ラルフローレン自体もボーイスカウトの制服をOEM的に手がけていた時代もあったようで、これらはその元ネタとも言える品。
こちらがmade in USAのポロチノショーツ。かなり似た雰囲気です。
2000年代になると細身のシルエットが流行ったこともあり、タックパンツ自体の生産が少なくなり、あったとしても浅めのタックになります。
ゆったりとしたトップスを合わせることが多い今は、深いタックの提灯型シルエットの80-90sのヒップポケットにこちらのタグがつくポロチノがマッチするなあ、と思います。
ラルフローレンのコレクターである松任谷正隆さんが”アメリカの歴史のアーカイブ”とも言っていたラルフローレン。
古い扉を開くきっかけにもなるのがまた魅力ですね。