今年で50周年のラルフローレンのポロシャツ。
古着屋に並ぶアジア製との違いとUSA製の魅力に気がついてから個人的にブームが到来。anyteeでも継続的に売れている人気商品になっています。
定番色や人気カラーのL以上となると、数がかなり少なくなってきていることを実感。3年前くらいでしょうか、チャンピオンのリバースウィーブの人気前夜と重なるものを感じます。
そもそもチャンピオンやリーバイスよりラルフローレンの方が歴史が浅いためUSAでの製造期間が結果短く、そもそも数が少ないんだろうなと感じています。世界展開、大量生産し始めたタイミングから生産地は効率化のためアジアに移しているでしょうし。
某ラグジュアリーブランドのカラーを想起させるオレンジも人気カラーの一つです。
ちょうど同じタイミングでかなり珍しいUSA製のXL表記のオールドギャップのオレンジも入荷したため、ラルフローレンとディテールを比較してみました。
一番大きな違いがシルエット。
肩幅に対する身幅の絞りが違います。
●ラルフローレン / 80-90s USA XL
肩幅74 身幅81 cm
●GAP / 80s USA XL
肩幅74 身幅78 cm
たまたま肩幅が同じで比較しやすかったのですが、GAPは肩幅と身幅が少し違うだけで、イメージとしてストンっと落ちたボックスシルエットに対して、ラルフローレンは肩幅に対して身幅が7cmも広く作られ、ガバッと広がったシルエット。
ラルフローレンのポロシャツが誕生した50年前、ポロシャツ市場には王者ラコステがでかい口をあけて鎮座していました。
そこにラルフローレンは、ボディと刺繍のカラーリングのバリエーションと、ゆったりなサイズ感の身幅で進出し、差別化を図ったことが推測されます。
フレラコとも呼ばれるフランス製のラコステは古着好きから長く愛され、私も好きですが、身幅広めにゆったり着たい今の雰囲気に合うと”私が感じる”のは、ラルフローレンなんです。
見慣れた定番も時系列や他ブランドとの比較で見えてくる物語がたくさんありますね。そこが古着やヴィンテージの楽しさであり、いわゆる沼です。
たぶん死ぬまで浸かっていると思いますw